【19-A-1】 Growth!エンジニアとサービスと組織が成長するために

エンジニア、組織、サービスが成長するためには、技術に加えて、異職種、ユーザー、ビジネス、社会、文化など非エンジニアの領域も巻き込んでアクションを起こしていくことが必要だと考えています。そこで本企画では、技術者と社会とWebの垣根を越えてアクションを続けるスピーカー陣が集い、Growth!をテーマに語って頂きます。

■基調講演第一部
「名誉職としてのCTOのあり方」川上 量生〔ドワンゴ〕
ドワンゴの代表取締役会長、スタジオジブリのプロデューサー見習いと兼任しながらどのようにCTOとしての仕事をしているか、また、ドワンゴ人工知能研究所の設立、ハードウェアのエンジニア募集、nicocas(ニコキャス)後のドワンゴサービスの設計思想などについて語ります。

■基調講演第二部 「エンジニアのGrowth!」リレーセッション
【司会】杉浦 正明〔ユーザベース〕、宮原 忍〔KADOKAWA〕

「新卒成長論~ドワンゴの新卒エンジニアが新規サービスを立ち上げるまで~」喜田 一成〔ドワンゴ〕
ドワンゴでは2014年、3DCG投稿サービス「ニコニ立体」をリリースしました。 このプロダクトは新卒エンジニア3名が企画を立案し、開発し、経営陣の承認を得て、現在も3名が中心となって運営しているサービスです。 開発言語は誰も触ったことがないRuby on Rails。インフラは社内でも前例が少ないMicrosoft Azure。何もかもが手探りの状態で始めました。 新卒のエンジニアが0からプロダクトを企画、開発、運営することでどのような問題に衝突し、どのように成長していったかをご紹介します。

「プロダクトが完成するまでにいるものいらないもの」簗島 亮次〔インティメート・マージャー〕
新しいプロダクトを作るときにリリース段階でどの機能までリリースして、どの機能を削るかといった議論は社内でもよくされると思います。 本セッションでは弊社で気を使っているプロダクトのリリース段階で削るものと残すものとその基準みたいなものを話したいと思っています。

「開発者は足を動かそう!~自分本位の開発からヒアリング駆動開発へ~」長尾 俊〔ヒトクセ〕
自分たちだけで開発をする体制から開発者がニーズのヒアリングを行うようにしたことで良い製品を作れるようになった、というStoryです。弊社ではWeb広告の領域において、動画バナーやアニメーションバナーなど動きのあるリッチ広告の提供やダイナミックに変化するネイティブアドの提供を行っています。もともとはHTML5のWebアプリを制作できるツールとして公開していましたが、企業を回ってヒアリングしているうちに広告としての利用に行き着きました。その経験から、エンジニアが自ら足を動かして顧客のニーズをヒアリングし、製品に反映させることが重要であることを知り、現在でもクライアントへのヒアリングは欠かさないようになりました。

「エンジニア自身や組織・サービスの成長を手助けする黒帯と僕の仕事」筒井 俊祐〔ヤフー〕
部のマネジャーをしている黒帯のエンジニアがどのようにサービス・エンジニア個人が成長できる活性化した組織を作ろうとしているのか失敗・成功を含めた体験談を話します。
※黒帯とは?
エンジニアと制作の才能と情熱を解き放つことを目的として、実績を上げている優秀な人材を正しく評価し称賛するためのヤフー株式会社独自の施策です。
詳しくはこちら

川上 量生〔ドワンゴ〕

株式会社ドワンゴ
代表取締役会長 兼 CTO

1968年生まれ。90年、京都大学工学部卒業。
同年、株式会社ソフトウェアジャパン入社。
97年、株式会社ドワンゴ設立、代表取締役に就任。
現在、同社代表取締役会長、
株式会社KADOKAWA・DWANGO 代表取締役会長、
スタジオジブリプロデューサー見習い。
06年より株式会社ニワンゴでウェブサービス「ニコニコ動画」運営に携わる。



喜田 一成〔ドワンゴ〕

株式会社ドワンゴ
ネット創作支援部 システムリーダー

WEBエンジニア。1990年福岡県生まれ。2013年筑波大学情報学群卒。
在学中に有限会社サークル・ドット・エムエス、ピクシブ株式会社などを経て、卒業後株式会社ドワンゴに入社しました。新卒研修期間中に同僚達とチームを組み、3DCG投稿サービス「ニコニ立体」を開発しました。昨今広がりつつあるアマチュア創作文化の研究分析を得意とし、WEBサービスの開発業務だけでなく、クリエイター創作支援のための企画業務も担当しています。
趣味は同人活動、住居は秋葉原。生粋のアキバ系オタクです。
kazunari.kida.fukuoka @kazunarikida



簗島 亮次〔インティメート・マージャー〕

株式会社インティメート・マージャー
代表取締役社長

1984年埼玉県生まれ。2010年3月慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科を首席で卒業。2010年グリー株式会社へ入社し、最年少マネージャーとして多岐にわたる事業に携わった。2010年に世界的な統計アルゴリズムコンテストRSCTC 2010 Discovery Challengeにて、データサイエンティストとして世界3位に入賞。2013年6月式会社インティメート・マージャーの代表取締役社長に就任。
yanashi http://nebula.intimate-merger.info/



長尾俊〔ヒトクセ〕

株式会社ヒトクセ
取締役CTO

1988年神奈川生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科修士。IPA未踏クリエータ。趣味はブレイクダンスとヘヴィメタル。2012年株式会社ヒトクセ創業、同社取締役CTO就任。機械からWebまで幅広いITの知識を駆使し、現在は株式会社ヒトクセにて広告再生・配信システムを構築しております。また、開発だけでなくビジネスや経営、組織全体のマネジメントに従事し、会社の成長を支えております。
shun0750 yoshiori http://shun0750.tumblr.com/



筒井 俊祐〔ヤフー〕

ヤフー株式会社
パーソナルサービスカンパニー アプリ推進本部 起点アプリ部 部長
Androidアプリ黒帯

携帯向けゲームアプリ開発、携帯アプリ用APIの開発エンジニアを経て、2005年ヤフー株式会社入社。入社後は、「Yahoo!ウィジェット」、「Yahoo!ツールバー」などの開発を行っていました。その後2009年末より、「ヤフオク!」、「Yahoo!ブラウザー」、「Yahoo! JAPAN」、「Yahoo!マーケット」などのAndroidアプリ開発を行っております。2013年7月Android黒帯に認定されました。



【司会】杉浦 正明〔ユーザベース〕

株式会社ユーザベース
NewsPicks Director

1981年、愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、日立ソリューションズ、シンプレクスを経てトークノートに取締役CTOとして参画。その後、2014年にユーザベースに入社、開発リーダーとしてNewsPicksを「世界一の経済メディア」にすべく日々奮闘中。
emuaki



【司会】宮原 忍〔KADOKAWA〕

株式会社KADOKAWA
アスキー・メディアワークスBC

1980年、秋田県湯沢市生まれ。大学を卒業後、みなとみらいの ""とある"" プラントエンジニアリング会社で社内SE、八重洲の ""とある"" Webサービサーでメディアプロデュース~事業開発を経験しました。現在は株式会社KADOKAWAとその社内ブランドであるASCII(アスキー)で、出版(雑誌・書籍)事業以外の骨太なマネタイズ手段の獲得を目的に、新規事業の企画・開発、プロジェクトマネジメントに従事しております。
shinobu.miyahara