企業の情報シスは、少ない予算と人的リソースの中でリリースしたのに、実際の現場から使えないと言われる過酷な現場に見えます。しかし一方で、ユーザーである社員が近く、リリースは調整し易く、 直接コミュニケーションしながら課題を一緒に解決でき、社外向けの開発では得難い経験ができる現場とも言えます。グローバル化を推進する企業の情報シスで、私達は少ないメンバーで自ら要求を発見し、作り、実際に試してもらい、改善を続けてきました。本講演では、人材育成やスクラムなど、その過程で発見したことを共有します 。
佐藤 竜也〔楽天〕
楽天株式会社
コーポレート情報技術部
2009年4月に楽天株式会社へ新卒入社以来、RubyおよびRuby on Rails を用いた開発をしています。ユーザー向け、店舗向けのサービス・ツール開発や、社内でのプライベートPaaSの立ちあげに参画し、開発・運用を行っておりました。2013年2月、いわゆる情報システム部門へ異動し、人事情報に連動したツールの基盤部分の開発・運用を行っております。現在、スクラムマスター、時々デベロッパーをやっています。
川口 恭伸〔楽天〕
楽天株式会社
開発プロセスオプティマイゼーション課
AgileUCD研究会
楽天株式会社勤務。アジャイルコーチ。共訳書に「Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン」(丸善出版)「Software in 30 Days」(アスキー・メディアワークス)、「How to Change the World~チェンジマネジメント3.0~」
(達人出版会)がある。