【20-C-6】 属人化したオペレーションをコンピュータに手伝わせる -- データサイエンスの力を借りて運用者の頭脳設計にチャレンジする --

よく「ヒトに仕事がついているのが問題だ」なんて事を聞くことがありませんか。業務を属人化させないために手順書を用意している現場は多いと思いますが、それでもヒトに仕事がつくわけで、つまり現場では属人化するほど複雑な業務がおこなわれているということです。
私の所属するインターネットの広告配信現場では、「広告運用(アドオペレーション)」という言葉が一般で使われるほど属人化したオペレーション業務が当たり前になっています。本セッションでは、我々が取り組むチャレンジとして、データサイエンスのちからを借りて属人化した広告運用をコンピュータに支援させるための取り組みを紹介します。

高田 勝裕〔Kauli〕

Kauli株式会社
代表取締役 博士(理学)

2009年に法政大学大学院を卒業、機械学習を中心とした研究により、コンピュータサイエンスの博士号を取得。在学中から、複数の外資系企業で機械学習を利用した商品開発に従事する。2009年、Kauli株式会社を設立、取締役に就任。翌年、代表取締役に就任。2011年1月、独自の研究で開発したSSPによって日本で初めてリアルタイム入札(RTB)に対応するディスプレイ広告の取引を実現した。Kauliを20,000を越えるオンラインパブリッシャーが利用する広告配信プラットフォームに成長させ、「すべてに広告枠を」をミッションに、PCからスマートフォン・タブレットを含む2億5000万を超えるブラウザを通じて国内外の広告主からのメッセージを生活者に届けている。現在、法政大学経営大学院(ビジネススクール)の客員教授として教鞭をふるう一方、ネットマーケティングにおける数多くのプロジェクトを推進するデータサイエンティストとしても活躍する。
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