【19-B-7】 ブロックチェーン技術の基本と応用の可能性

2008年、匿名の開発者サトシ・ナカモトにより、デジタル通貨システム「ビットコイン」を実現するための分散タイムスタンプサーバ技術として提案されたブロックチェーンは、今やデジタル通貨のみならず、契約や企業の自動経営まで、新たな社会基盤としての様々な応用可能性が取り沙汰されています。しかし、その技術的特性は意外なほど未だ周知されていません。このセッションでは、ブロックチェーンの技術を基礎から解説するとともに、その限界と向き不向きを明確にした上で、噂されるさまざまな応用可能性について検討を加えます。

斉藤 賢爾 [Orb]

株式会社Orb
チーフサイエンティスト

1993年、コーネル大学より工学修士号(コンピュータサイエンス)を取得。2000年より慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにて研究を行い、2006年にデジタル通貨研究で博士号(政策・メディア)を取得。同大学院政策・メディア研究科特任講師等を経て、現在、同大学SFC研究所上席所員および株式会社Orbチーフサイエンティストとして、分散コンセンサス基盤技術の開発やその周辺の社会課題に関する研究に携わっています。「未来を変える通貨 ビットコイン改革論」(インプレスR&D)等、ブロックチェーンに関する著書多数。
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