【A-6】 スケーラブルエンタープライズアーキテクチャという挑戦

小規模事業者向けのクラウド会計ソフトとして2013年にリリースしたfreeeのプロダクトは、現在では80万社以上に利用され、500名規模の上場企業にも耐えうるクラウドERPへと進化してきました。
複数のプロダクトから構成され各々が密に連携するエンタープライズシステムは、規模を決めてから設計を固めることが一般的ですが、freeeでは事業の成長と共に、常にクラウドエンタープライズサービスとしてスケールし続ける挑戦をしてきました。
品質とスピードの苦悩、フロントエンドフレームワーク移行、建て増しアーキテクチャとその限界、チームの拡大と地方都市での多拠点化に伴うリアーキテクチャなど、さまざまなチャレンジと失敗、学び、今後の展望をお話しします。

横路 隆 [freee]

freee株式会社
CTO

Ruby City 松江育ち。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。在学時は大手企業向けe-learningシステムや動産担保融資支援システムの開発に携わる。修了後はソニーにてカメラの共通ミドルウェア開発に従事し、コンシューマー向け機器からプロフェッショナル向け機器まで多岐に渡る製品開発に携わる。2012年7月、freee創業に参加。