【15-C-3】 サービス・メッシュ Istio を利用した Kubernetes でのマイクロサービス開発

  

昨今、コンテナのオーケストレーション・ツールとしてKubernetes(k8s)が事実上のデファクト・スタンダードになり、k8s上でのマイクロサービス開発・活用がとても注目されています。開発時には、サーキット・ブレーカーや、Bulk Headパターンを実装したり、デプロイ方法においては、Blue/Greenデプロイやカナリア・デプロイを活用します。
今まで、これらを、Netflix OSSなどを利用したプログラム上で実装したり、実装や運用において実装者が注意をはらう必要がありました。本セッションでは、Istioと呼ばれるサービス・メッシュの技術を使い、サーキット・ブレーカーを実現するための新しい手法やBlue Green/Canaryといったデプロイメントの新しい手法についてもご紹介します。
また、分散トレースのZipkinを利用し、サービス間呼び出しのレイテンシの把握や、Grafanaを利用したリアルタイムのシステム監視などを簡単に実現する方法についてご紹介し、マイクロサービス開発や運用がより楽になる手法を、デモを交えながらご紹介します。

寺田 佳央 [日本マイクロソフト]

日本マイクロソフト株式会社
コマーシャルソフトウェアエンジニアリング本部 シニアJavaエバンジェリスト (Java Champion)
日本Javaユーザ・グループ

2001年サン・マイクロシステムズ株式会社に入社しGlassFishエバンジェリストとして活動。2010年オラクルのサン買収後、日本オラクル株式会社でJavaエバンジェリストとして活動。Javaの最新技術情報の提供や、Javaコミュニティ活動の活性化を、日本Javaユーザ・グループ(JJUG)と共に行ってきた。2015年7月、日本マイクロソフト株式会社に移籍し、移籍後もなおJavaエバンジェリストとして、マイクロソフト・プラットフォームにおける Java の利用促進・啓蒙活動を実施中。2016年7月、日本人で2人目となるJava Championに就任。JJUG幹事の一員でもある。
https://github.com/yoshioterada http://yoshio3.com yoshioterada yoshio.terada