【B-3】特別講演 企業の実践者たちが語る、IoT時代のセキュリティ対策における課題〜自動車・医療分野を中心に〜

自動車、医療分野などIoTへのサイバー攻撃は、生命や身体の損害、事故などにつながる恐れがあります。セキュリティ担当者は、従来のセキュリティ対策に加えて、安全でより迅速な対応が求められます。実際に企業でセキュリティの運営に深く関わっているエキスパートをお招きし、現状で考えられるIoT時代 のサイバーセキュリティ対策における課題と今後の展望についてお話を伺います。パネルディスカッションに先立ち、自己紹介を兼ねて、各社のIoT利用状況を説明。その後、3つのテーマについてパネリストが討議を行います。※時間があれば、会場からの質問を受け付けます。

テーマ1:サイバー攻撃における課題
テーマ2:プライバシーにおける課題
テーマ3:法律・規制における課題

このセッションでは、従来のセキュリティ対策とIoT時代におけるセキュリティ対策の違いについて理解を深めていただくことを目指しています。

守屋 英一 [明治大学ビジネス情報倫理研究所]

明治大学ビジネス情報倫理研究所
客員研究員

2001年インターネットセキュリティシステムズに入社。2007年日本アイ・ビー・エムに入社。セキュリティオペレーションセンター運用責任者、IBM CSIRT フォレンジックアナリストを経て。2015年より内閣サイバーセキュリティセンター上席サイバーセキュリティ分析官に従事。現在に至る。シーサート協議会専門委員及びインシデント事例分析WG主査、明治大学ビジネス情報倫理研究所客員研究員を兼ねる。主著に『フェイスブックが危ない』(文藝春秋),『サイバーセキュリティ』(共著、NTT出版),『ネット護身術入門』(朝日新聞出版)等。2012年度JNSA表彰個人の部を受賞。2014年-2015年Microsoft MVP for Consumer Securityを受賞。

古田 朋司 [トヨタ自動車]

トヨタ自動車株式会社
情報セキュリティ推進室 主査

1978年に入社後、トヨタ生産方式を支えるサプライチェーンのアプリケーションシステムの開発と、そのグローバル導入を主に担当しました。米国とアジアでの駐在後、グローバルトヨタのIT戦略企画を担当し、海外の事業体との連携による新しいITの仕組み作りを担当しました。2年ほど前より新たなグローバル課題であるサイバーセキュリティに取り組み。今年1月からインターネット、社内システム、コネクティッドカーへのセキュリティ対策の取り組みを広く担当する情報セキュリティ推進室に異動。これまでのITの経験を生かしてセキュリティ対策の加速化に取り組み中です。

茂岩 祐樹 [ディー・エヌ・エー]

株式会社ディー・エヌ・エー
システム&デザイン本部セキュリティ部 部長

1995年東京都立大学大学院修士課程修了後、日本IBMへ入社しシステムエンジニアとして勤務。1999年DeNA入社。創業時から2014年までインフラ構築・運用を統括。2014年にセキュリティ部を設立し、DeNAグループの情報セキュリティを統括。

中後 淳 [医療法人鉄蕉会]

医療法人鉄蕉会
最高情報責任者

1970年 千葉県生まれ
1993年 東京大学工学部卒業
1995年 東京大学大学院工学系修士課程修了
1995年~1999年 新日本製鐵株式会社(当時)にプラントエンジニアとして勤務
2000年~2008年 富津市議会議員(2期)
2009年に政権交代の風に乗り衆議院議員に初当選
現在は医療法人鉄蕉会(亀田メディカルセンター)の最高情報責任者(CIO)として、次期電子カルテシステムの開発を中心にICT改革に取り組んでいます。

原子 拓 [ラック]

元ヤマハ発動機 プロセス・IT部 主務/日本シーサート協議会 運営委員/現ラック セキュリティコンサル部 エバンジェリスト

1988年 株式会社日立情報ネットワーク入社、日立製作所システム開発研究所にてネットワーク関連の研究開発に従事。
1991年 ヤマハ発動機株式会社入社、情報システム部門にて26年間インフラ・アーキテクチャ全般の企画を担当し、クラウド化、デジタル化を推進。YMC-CSIRT構築&リーダー。
2016年 日本シーサート協議会 運営委員。
2017年 株式会社ラックにてサイバーセキュリティ関連業務に従事する。
その他、JAWS-UG磐田、kintone café浜松 コアメンバー。
CSIRT構築・運営、クラウド関連、システム開発関連、デジタル関連等の講演多数。