28-A-1 「広告以前」に大切なこと~フィンテック業界で注目を集めるUXデザインのメソッドに迫る


テクノロジーの進歩によってマーケターのミッションは、広告・販促施策の運用から顧客体験(UX)の設計へと高度化しつつあります。マーケティング組織を挙げて顧客体験を構想するために、私たちはものの考え方や仕事のプロセスを再インストールする必要に迫られているのです。

こうした変化に最も敏感に反応しているのが、国内外のFinTech領域です。最近では、アメリカの大手金融機関Capital Oneによるデザイン専門コンサルティングファームAdaptive Pathの買収が話題になりました。なぜ、金融機関がデザインファームを買収するのか。そのキーワードはUXデザインによる顧客エンゲージメントの強化にあります。

では、UXデザインにはどのようなメソッドがあり、マーケティング組織をどのように変革するのでしょうか。本パネルディスカッションではこの答えを求めて、最近提携を発表したネット証券会社のSBI証券と、FinTech専門チームを持つUX/UIデザインエージェンシーのグッドパッチの最新の取り組みに迫ります。

阿部 佳明 [SBI証券]

株式会社SBI証券
マーケティング部 兼 開発推進部 課長

イラストレーター、絵本作家として活動していたかたわら、制作会社にてデザイナーとして従事。金融業界に活躍の場を広げ、Webディレクションのみならず、データを活用したマーケティングとデザイナーの観点での集客を行うが、自身として企業への利益に貢献してく難しさに直面し、サービスデザイン・顧客体験の改善に着目。2015年からSBI証券に入社し、企業内へのゼロからのUX/UIデザインプロセス導入を推進している。


土屋 尚史 [グッドパッチ]

株式会社グッドパッチ
代表取締役社長 / CEO

1983年生まれ。Webディレクターとして働き、サンフランシスコに渡る。btrax Inc.にてスタートアップの海外進出支援などを経験し、2011年9月に株式会社グッドパッチを設立。UIデザインを強みにしたプロダクト開発でスタートアップから大手企業まで数々の企業を支援。2015年にベルリン、2016年には台北に進出。自社で開発しているプロトタイピングツール「Prott」、フィードバックツール「Balto」はグッドデザイン賞を受賞している。


モデレーター:江川 守彦 [翔泳社]

株式会社翔泳社
MarkeZine編集部

東京大学文学部を卒業後、総合広告代理店でマスメディアの営業業務を経験した後、筑摩書房で人文系の書籍編集とマーケティングに従事。出版社のWebメディア運営に参画したいという思いから翔泳社に入社、MarkeZine編集部に所属している。


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