明日からの実務に役立つ理論・ノウハウを効率的に学んでいただけます。
※ラインナップ、それぞれの講座の詳細は変更の可能性があります。
今までは、多くのビジネスシーンでは、EXCELを使用してデータを分析し、レポートを作成してきました。現在では、EXCELでは対応が難しい大量データの処理、複雑なデータの処理には、フリーソフト「R」が注目を集め、実際の業務で利用するために、利用・活用を検討する企業が増えており、先行して実際に一部の業務で利用する企業が徐々ですが出始めております。
特に、項目の多いデータを扱う業務の分析にかかわる方々にとって、以下のようなRを使うメリットがあります。 1:「簡単に高速に」データファイルの結合ができる 2:ピボットテーブルより「少し踏込んだ」クロス集計表が作成できる 3:大量にグラフをつくる状況で、効率化と自動化が可能になる 多くはこの3つに集約されます。
本講座では、「上記項目に絞ったRの操作演習」、頻出する業務課題の解決に役立つ「利用頻度の高い統計知識」、「おぼえると便利な応用レベルの分析手法」までを取り扱います。
つまり、本講座は、簡単なRの操作を演習で実際に体験でき、業務課題の解決に直結する「R」を使ったデータ分析手法を習得することをサポートする講座内容です。
・事前に「R」「RStudio」をインストールしていただきます。 *事務局よりインストール方法などを記述した資料を事前にメールにお申込み後ご案内いたします。
・ご自身のノートPCを受講時に持ち込んでいただきます(WindowsでもMacでも)
・講義冒頭にて、R/RStudioのインストール状況の確認を致します。
・データ分析業務で「R」の利用を検討されている方
・現在、Excelでデータ分析を行っているが今後に備え「R」を先行して学びたい方
【座学部分】 ・データサイエンスをビジネスで活用するためのPDCA運用方法がわかる ・データ分析の基本的な考え方を事例とともに理解できる ・データ分析の応用方法とその効果を実例で理解できる
【実習部分】 ・「簡単に高速に」データファイルの結合ができる ・「少し踏込んだ」クロス集計表が作成できる ・大量にグラフをつくる状況を、何枚でも自動でグラフが作成できる ・Rコードを実際に動かしながら上記を体験できる ※「R/RStudioのインストール」や「Rの基本操作」を中心に学びたい方は、今後開催予定の別講座(入門操作編)を受講ください。 ※Rをもう既に業務利用していたり、もしくは今後に備えて使い込んでいる方は、今後開催予定の別講座(実践演習編)を受講ください。
講座名 | Rではじめるビジネス統計分析講座[基礎編] |
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日時 | 2015年3月4日(水) 10:00~18:00(受付開始は9:30) |
場所 | 株式会社翔泳社 セミナールーム 〒160-0006 東京都新宿区舟町5 (地図) |
参加料 | 59,400円(税抜価格55,000円) ※テキスト代、書籍代含む |
参加特典 | 【事前に送付】 ・Rインストールガイド(PDF) 【当日お渡し】 ・オリジナルテキスト ・サンプルデータ ・翔泳社刊行書籍 「Rではじめるビジネス統計分析」 |
受講環境 | ・ノートPCご持参必須(Win/Macどちらでも可) *PC持参が難しい場合、事務局へご連絡ください。 【 Mail: info_bizws@shoeisha.co.jp 】 ・R,RStudioの事前インストール *インストール用の資料を事前送付。当日、実行環境の確認を行います。 ・Excelのインストール |
お支払方法 | クレジットカード/銀行振込 銀行振込をご希望の方は、ご登録の住所に請求書を郵送させていただきます。 請求書発行日より10営業日以内のお振込みをお願いいたします。 また、領収書をご希望の方は、領収書の宛名・送付先を明記し、運営事務局までメールでご連絡ください。(銀行振込の方は、お振込み確認後に発行いたします。) |
お申込み受付を終了いたしました。
10:00-10:30 | 1.データサイエンスをビジネスで活用するには?【講義】 (1) データをビジネスのPDCAにとりこむ方法 (2) 今、求められているデータ分析とは? a.現状把握の難しさ、あるべき姿を決める難しさ b.ロジックツリーとMECEをうまくつくるには c.改善要素がビジネスにあたえるインパクトを検討する |
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10:30-11:00 | 2.分析環境の準備 (1)R、RStudioのインストール状況を確認する (2) RStudioの機能紹介 |
11:00-11:30 | 3.複数のデータを1つのデータにマージする【講義+演習】 (1)EXCELによるデータマージ (2)Rによるデータマージ(merge関数) |
11:30-12:30 | 昼食休憩 |
12:30-13:20 | 4.より踏み込んだクロス集計【講義+演習】 (1)EXCELピボットデーブルとクロス集計 (2)Rによるクロス集計(dplyr関数) (3)Rによるより踏み込んだクロス集計(dplyr関数) |
13:30-14:20 | 5.グラフを作成する【講義+演習】 (1)数値の種類とグラフ (2)Rによるグラフ作成(ggplotによるグラフ作成) (3)棒グラフの作成 (4)箱髭グラフの作成 (5)散布図の作成 (6) その他Rならではのグラフ作成方法の紹介 |
14:30-15:00 | 6.大量のグラフを作成する【演習】 (1)繰り返し処理 (2)グラフを大量に作成する |
15:10-15:40 | 7.Rによる業務課題へのデータ分析の適用事例・基礎1【講義】 (1)「なぜ売上は減少しているのか」を判断するためのデータ分析 (2)「どの属性の顧客が離脱しているのか」を判断するためのデータ分析(クロス集計) A.現状とあるべき姿→B.問題発見→C.データ分析→D.アクションのサイクルでPDCAを回す方法を解説します。 |
15:50-16:40 | 8.Rによる業務課題へのデータ分析適用事例・基礎2【講義】 (1)「どちらの反応が良いのか?」を判断するためのデータ分析(重回帰分析) (2)「集客効果の高い広告の組合せとはなにか」を判断するためのデータ分析 A.現状とあるべき姿→B.問題発見→C.データ分析→D.アクションのサイクルでPDCAを回す方法を解説します。 |
16:50-18:00 | 9.Rによる業務課題へのデータ分析適用事例・応用【講義】 (1)どんな顧客群をターゲットとすべきか(クラスター分析) a.今どんなユーザが利用しているのかを知りたい b.利用している行動パターンでユーザを分類したい c.主成分を説明変数とする理由 d.クラスタリングの実行 e.今いるユーザがより継続するサービスを明らかにする (2)どんな行動をした顧客が継続利用するか?(決定木分析) a.サービス利用してすぐにやめてしまう人を減らしたい b.「楽しさ」を統計ツールで構造化する c.クラスタリングの結果を説明変数とする理由 d.決定木分析により、すぐにやめてしまう人の行動を明らかにする |
酒巻隆治(DATUM STUDIO株式会社 代表取締役)
専門は人間が環境に残す各種行動・購買ログの解析。博士(環境学)。
KDDI株式会社で、マーケティングリサーチ、アイトラッキングなどあたらしいマーケティング分析業務を経て、楽天株式会社の技術研究所にて研究開発業務に従事。
その後、株式会社ドリコムにてソーシャルゲーム、その他サービスのログ解析業を経て
DATUM STUDIO株式会社を設立。
データ分析で会社を少しでもバラ色の未来にすべく、がんばっている。
著書(共著含む)に『ビジネス活用事例で学ぶデータサイエンス入門』(ソフトバンククリエイティブ)、『Rではじめるビジネス統計分析』(翔泳社)がある。
里洋平(DATUM STUDIO株式会社 取締役副社長 兼CTO )
R言語の東京コミュニティTokyo.Rの主催者。ヤフー株式会社で、推薦ロジックや株価の予測モデル構築など分析業務を経て、株式会社ディー・エヌ・エーで大規模データマイニングやマーケティング分析業務に従事。
その後、株式会社ドリコムにて、データ分析環境の構築やソーシャルゲーム、メディア、広告のデータ分析業を経て、DATUM STUDIO株式会社を設立。
美しい統計理論を少しでもビジネス利用すべく、がんばっている。
著書に『データサイエンティスト養成読本』(技術評論社)、『ビジネス活用事例で学ぶデータサイエンス入門』(ソフトバンククリエイティブ)、『Rではじめるビジネス統計分析』(翔泳社)、『戦略的データマイニング
(シリーズ Useful R 4)』(共立出版)、『Rパッケージガイドブック』(東京図書)