新しい製品やサービスを考える際には、ビジネス視点だけでなく、顧客視点での価値提案が不可欠です。デジタル化の進む現代において、どのような企業、業種でも直接接点を持ちうるようになっている現在、他人事でいられる会社はほとんど無いと言えるでしょう。
しかし、実際に自社の製品やサービスを考える段階になって、どのように顧客視点を取り入れたらいいのか、そもそも顧客視点とはなんなのか、どうしたら取り入れたことになるのか、顧客の発言の解釈や重み付けはどうすべきなのか…などなど、実際にやってみると多くの壁があり、乗り越えるポイントがあります。
顧客の体験を可視化し、企業がビジネス視点だけではなく顧客視点からも課題を発見して施策を検討するための手法のひとつに「カスタマージャーニーマップ」があります。カスタマージャーニーマップは、顧客体験を起点として事業全体の体験設計を行う「サービスデザイン」において、調査分析やプランニングのためによく用いられるツールです。
本講座では、まずサービスデザインの概要から、その中でカスタマージャーニーの果たす役割や必要性、どのような観点で作成するとより良い結果に繋がるかといったことを、Zoomを用いてオンラインレクチャーを行います。
その上で、Miroを用いてデジタルホワイトボード上で手を動かしながら実際にカスタマージャーニーマップをチームで描き、サービスを設計するワークを行うことで、カスタマージャーニーマップについての実践的な理解を目指します。
講師は株式会社コンセントのサービスデザイナーの赤羽太郎、猪瀬景子です。
新規事業開発や製品開発のプロジェクトにおいて、サービスデザインを多数実践するなかで、クライアントの課題や目的に合わせて様々なカスタマージャーニーマップを作成してきた経験をもとに、顧客視点を取り入れることの重要性や、ビジネスの現場での実践方法をご紹介しながら、カスタマージャーニーマップの作成方法から活用方法まで解説いたします。
当講座はZoom及び、Miro(オンラインホワイトボード)を利用したオンラインセミナーとなります。受講にあたりまして、以下環境を事前にご用意ください。※パソコンからのご参加を推奨しております。
• インターネット環境(必ずGoogle Chromeからアクセスをお願いします)
※他のブラウザからのアクセスは正常に動作しない場合があります。
Google Chromeのダウンロードはこちら
• Zoomのダウンロード(ミーティング用Zoomクライアント)
※接続テストはこちら
• 音声機器(ヘッドセットまたはマイク付きイヤホン)
• Miroのアカウント作成
※ご参加までに、Miroのアカウント作成をお願いいたします。
• サービスデザインについての基礎的な理解
• カスタマージャーニーマップについての基礎的な理解
• カスタマージャーニーマップの作成方法と活用方法
• 顧客視点とビジネス視点双方からサービス設計を行う体験
• チームで合意形成を行いながらプロジェクトを進める体験
• サービスデザインについて、より理解を深めたい方
• カスタマージャーニーマップについて、より理解を深めたい方
• 新規事業開発や商品企画などをお仕事にされている方
• ビジネスにおいて、顧客視点を導入したいと考えている方
• 組織内で人間中心設計のマインドを浸透させたいと考えている方
※カスタマージャーニーマップを作成した経験がない方への入門講座として特におすすめです。
大変参考になる情報ばかりで、早く実践に活かしてみたいと思います。
ワーク中、実際にヒアリングを行ってみて、聞いておけばよかった点などが実感をもって振り返る事ができました。
グループワークの最中で適宜的確にアドバイスいただけたので、進めやすく、また持つべき視点の勉強になりました。
ワークショップを通じて活用の難しさやコツへの理解を深めることができました。
講座名 | サービスデザインの現場から ~カスタマージャーニーマップの役割とそのつくり方~【オンライン】 |
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日時 | 2021年6月15日(火) 10:00~18:00 |
場所 | オンライン |
参加料 | 66,000円(税込) ※講座テキスト(PDF)代含む |
お支払方法 | クレジットカード/銀行振込/Amazon Pay 銀行振込をご希望の方は、ご登録の住所に請求書を郵送させていただきます。 請求書発行日より10営業日以内のお振込みをお願いいたします。 |
領収書 | 会員メニュー > 注文履歴 > [領収書出力]から、出力することが可能です。 出力方法の詳細は、こちらをご確認ください。 |
テキスト | 開催日より、1週間後を目安に、PDF資料を事後ダウンロードにてご案内いたします。 |
受付は終了いたしました。
*適宜休憩が入ります。また、ワークショップの進捗状況や受講者との質疑応答により、若干、プログラムが変更される場合があります。予めご了承ください。
10:00-11:00 | レクチャー①「サービスデザインの時代、そのアプローチとしてのカスタマージャーニーマップ」
イントロダクションとして、サービスデザインの概要や事例を紹介しながら、サービスデザインにおいてカスタマージャーニーマップの果たす役割の解説を行います。 |
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11:00-11:45 | レクチャー②「カスタマージャーニーマップの概要と分類、使いどころ」 ワークショップに入る前に、カスタマージャーニーマップの作成方法や活用方法、どのような観点で作成するとより良い結果に繋がるかなど、具体的な解説を行います。 |
11:45-12:45 | 昼食休憩 |
12:45-15:35 | ワークショップ「カスタマージャーニーマップを描く」
実際にカスタマージャーニーマップを描くプロセスを体験していただきます。カスタマージャーニーマップの書き方のコツや、注意すべきポイントを解説しながら、あるテーマにおける顧客の行動を書き出し、カスタマージャーニーマップを作成します。 (※初めてMiroを利用する方にも、安心してワークショップで利用できるように説明し、実際に操作を体験いたただけます。) |
15:35-16:55 | ワークショップ「カスタマージャーニーマップからサービスをつくる」 カスタマージャーニーマップをもとに、アイデアを発想するプロセスを体験していただきます。カスタマージャーニーマップをどのように活用するとより良いアイデアが発想できるのか、どこに事業機会が潜んでいるのか、といったヒントを解説しながら、実際にある企業の社員になったつもりで、一からサービスの設計を行います。 |
16:55-18:00 | プレゼンテーション/レビュー グループごとにワークショップの成果をプレゼンテーションしていただきます。それを受けて、参加者同士でディスカッションをしたり、講師によるレビューを行ったりしながら、良かった点や補足すべき観点などをお伝えいたします。 |
赤羽 太郎(あかばね たろう)
株式会社コンセント サービスデザイナー
国際基督教大学教養学部人文科学科卒。顧客視点での新規サービス事業開発や体験デザイン、またそれを生み出す組織やプロセスを作るコンサルティングに従事。Service Design Div.の大規模プロジェクトにおいて多数リードを務めている。UX/SD 関連セミナー登壇や国内外でのService Design Networkの活動のほか、UX Tokyo の Rosenfeld Media の UX 関連書籍の翻訳チームにも参加。飛び込み営業が社会人としての原体験であるため、泥臭いプロセスもわりと得意である。 HCD-Net 認定人間中心設計専門家。
猪瀬 景子(いのせ けいこ)
株式会社コンセント サービスデザイナー/リサーチャー
横浜国立大学経済学部卒業。広告代理店にてCMプランナーとして就業。教育系アプリや専門チャンネルサービスのプロモーションに携わった後、コンセント入社。クライアントの新規事業開発に関わる調査・分析業務を中心に、コンセプト開発、サービス戦略策定など多様なプロジェクトに従事。Service Design Network事務局。
受付は終了いたしました。