事業開発は不確実性の塊であり、いかにして世に出し、試す機会を作るか、が非常に重要です。しかし、企業内事業開発では、社内の意思決定を突破し、試す機会を得ることなく埋もれていくアイデアが山のように存在します。
事業開発は“総合格闘技”と言われることも多く、考えなければいけない項目/論点は多岐に渡ります。ミクロの視点で顧客の課題の深掘り、課題の特定、体験や仕組みのデザインを行いつつ、一方でマクロの俯瞰的な視点で市場のポテンシャルや、競合に対しての優位性、収益性の定量化などと向き合う。視点・視野や論点を行ったり来たりしながら魅力的なビジネスモデルを組み上げていくことが必要です。
考えるべき問いの多さ、視点や視座の行き来の中での整合性のデザインが非常に重要である一方で、事業開発の現場はスピード感が早く、多様なバックグランドを持つメンバーによるチームで構成されていることが多いです。そのため、頭では考えないといけないことの全体像は理解しつつも、どうしても視野が狭くなり、次に何をすれば良いかわからないといった「迷子の状態」になることがとてもよくあります。
バリューデザインシンタックスは、ビジネスモデルを文章で書くことで、事業アイデアの全体構造とその整合性を可視化するフレームワークです。文字・文章に落とし込むことで、チーム内での認識のズレや、アイデアの弱点、次に向き合うべき問いを特定することができます。
本講座では、ビジネスモデルや事業開発において必要な視点・論点といった「理論」を座学で理解するとともに、バリューデザインシンタックスを実際に「活用」してみる機会を通じて、ビジネスモデルを構造的に捉えること、弱点の捉え方の習得を目指します。 講師は株式会社NEWhのサービスデザイナー石塚賢とビジネスデザイナーの堀雅彦です。
当講座はZoom及び、Miro(オンラインホワイトボード)を利用したオンラインセミナーとなります。受講にあたりまして、以下環境を事前にご用意ください。※パソコンからのご参加を推奨しております。
• インターネット環境(必ずGoogle Chromeからアクセスをお願いします)
※他のブラウザからのアクセスは正常に動作しない場合があります。
Google Chromeのダウンロードはこちら
• Zoomのダウンロード(ミーティング用Zoomクライアント)
※接続テストはこちら
• 音声機器(ヘッドセットまたはマイク付きイヤホン)
• Miroのアカウント作成
※ご参加までに、Miroのアカウント作成をお願いいたします。
• ビジネスモデル、事業開発における必要な視点や論点の理解
• チーム内の認識のズレを可視化し、共通認識を創る体験
• ケーススタタディを通じたビジネスモデルを構造で捉える体験
• 事業アイデアの弱点の捉え方、弱点ごとに異なる次ステップの理解
• 新規事業開発担当者、意思決定者の方
講座名 | 事業構想を「書く」ワークショップ~コンセプト・戦略・収益のつながりが一目でわかる新規事業のフレームワークを学ぶ~【オンライン】 |
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日時 | 2023年 9月26日(火) 10:00~18:00 |
場所 | オンライン |
参加料 | 66,000円(税込) ※講座テキスト(PDF)代含む |
お支払方法 | クレジットカード/銀行振込/Amazon Pay 銀行振込をご希望の方は、1、2営業日以内に請求書をPDF形式でお送りいたします。 請求書発行日より10営業日以内のお振込みをお願いいたします。 |
領収書 | 会員メニュー > 注文履歴 > [領収書出力]から、出力することが可能です。 出力方法の詳細は、こちらをご確認ください。 |
テキスト | 開催日より、1週間後を目安に、PDF資料を事後ダウンロードにてご案内いたします。 |
修了証明書 | 講座終了後の翌日以降に会員メニューから発行することが可能です。出力方法の詳細は、こちらをご確認ください。 |
受付を終了いたしました。
*適宜休憩が入ります。また、ワークショップの進捗状況や受講者との質疑応答により、若干、プログラムが変更される場合があります。予めご了承ください。
10:00-10:30 | イントロダクション
講師の自己紹介、講座のゴール や概要を説明します。 |
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10:30-12:00 | 講義 事業開発に必要な視点・視座 バリューデザインシンタックスの背景となっている、事業開発の考え方や事業アイデアの全体構造や整合性を可視化する際に必要な視点や視座の解説を行うとともにバリューデザインシンタックスの概要を紹介します。 |
12:00-13:00 | 昼食休憩 |
13:00-14:00 | 講義 バリューデザインシンタックス活用方法:全体構造の可視化・整合性の確認
バリューデザインシンタックスの各項目にどういった情報を検討し書き込んでいく方法を示し、事業アイデアの全体構造や整合性を可視化する方法を解説します。 |
14:00-16:00 | ワークショップ① ビジネスの全体構造・整合性の可視化(ケーススタディ) 実際に世に出ている事業を題材にバリューデザインシンタックスを活用して、事業の全体構造を把握する方法に関して、実践を通じて体験します。 |
16:00-17:30 | ワークショップ② ビジネスの全体構造・整合性の可視化(ご自身のアイデアに対して) バリューデザインシンタックスを活用して、自身の事業アイデアの全体構造や整合性を可視化し、事業推進における不足点を明らかにする方法を解説します。その上で、実践を通じて自身の事業の不足点、とるべきアクションを明確にします。 |
17:30-18:00 | まとめ 講義全体の振り返りとまとめを行います。 |
石塚 賢(いしづか けん)
株式会社NEWh 執行役員・サービスデザイナー
広告制作会社のプログラマー・エンジニアとしてキャリアをスタート。広告会社のテクニカルディレクター・クリエイティブプランナーを経て、デザインコンサルティング会社へ参画。UXデザイナーとして、デジタルプロダクトのデザイン業務に従事。2021年4月より現職。
ユーザーニーズ・ビジネスニーズ双方を満たす、共創的なデザインプロセスを得意としながら、大企業の新規事業・サービス開発プロジェクトに携わる。“意味のあるプロダクト”を世の中に生み出すことを目指す。
堀 雅彦(ほり まさひこ)
株式会社NEWh ビジネスデザイナー
日系総合コンサルティングファーム、DeNA、デジタルマーケティング会社を経て、デザインコンサルティングファームWHITE.incに参画。ビジネスデザイナーとして戦略や収益性、持続性などの多面的な視点から、コンセプト開発、ビジネスモデルデザイン、事業計画、オペレーション/スキーム設計など事業開発全般支援を担う。2021年1月よりNEWhビジネスデザイナーとして従事。事業開発に再現性を創ることを目指す。
【Biz/Zineでの講師による記事】
●連載「事業開発の意思決定を突破するアプローチ」(全8回:寄稿4回、ワークショップレポート4回)
受付を終了いたしました。