プロダクトやサービスのスペックを上げれば売れるという時代ではなくなったいま、新規事業開発においても、マーケティングにおいても、コンシューマ「一人ひとりの気持ちに刺さる」戦略が求められています。
そして、コンシューマにとっての「情緒的価値」を追求する手法として注目されているのが、「エスノグラフィ(ethnography)」です。
エスノグラフィとは、文化人類学において調査者が対象者を具体的に観察した結果をまとめた資料を指します。エスノグラフィが対象者の行動様式や心理を理解したり、どんなことに情緒的価値が感じられるかを検討したりするにあたって有用であるということは認識され始めていますが、エスノグラフィを読み解く“技法”がなければ十分なインサイトを引き出すことはできません。
本講座は、新規事業の企画・推進担当者、マーケティングの戦略・分析担当者を受講対象としております。エスノグラフィの概要を理解するための講義と、実際の調査に基づく教材を使ったワークショップを通じて、エスノグラフィ調査の要件定義およびインサイト抽出ができるようになることを目指します。なお、本講座はオンラインで実施するため、ワークショップではデータも活用しながらエスノグラフィの読み解きを行っていきます。
講師は、文化人類学を応用したリサーチやコンサルティングを手掛けるアイデアファンドの大川内氏が担当します。
当講座はZoom、Miro(オンラインホワイトボード)を利用したオンラインセミナーとなります。受講にあたりまして、以下環境を事前にご用意ください。※パソコンからのご参加を推奨しております。
• インターネット環境(必ずGoogle Chromeからアクセスをお願いします)
※他のブラウザからのアクセスは正常に動作しない場合があります。
Google Chromeのダウンロードはこちら
• Zoomのダウンロード(ミーティング用Zoomクライアント)
※接続テストはこちら
• 音声機器(ヘッドセットまたはマイク付きイヤホン)
• Miroのアカウント作成
※ご参加までに、Miroのアカウント作成をお願いいたします。
• エスノグラフィの基礎的な理解
• エスノグラフィの読み解き方、観点
• リサーチで実際に使う教材を用いた消費者インサイト・ワークショップの進め方
【対象受講者1:新製品・サービス、新規事業の担当者】
• 潜在ユーザ、コンシューマ像が抽象的なレベルに留まっている
• ユーザ、コンシューマのPain/Gainが漠然としている
• リサーチは行ったが、その結果を活かした製品・サービスの方向性が見いだせない
【対象受講者2:マーケティング部門の戦略立案・分析担当者】
• 購買行動の具体的な変化がイメージしにくい
• ユーザやコンシューマのライフスタイルを理解したいが有効な手段がない
• 製品・サービスをどのようなシーンで購買・利用しているか分からない
• エクストリーム・ユーザを見つけ出したい
講座名 | 消費者インサイトを理解するための「エスノグラフィ」活用講座【オンライン】 |
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日時 | 2023年3月30日(木) 10:00~18:00 |
場所 | オンライン |
参加料 | 66,000円(税込)※講座テキスト(PDF)代含む |
お支払方法 | クレジットカード/銀行振込/Amazon Pay 銀行振込をご希望の方は、1、2営業日以内に請求書をPDF形式でお送りいたします。 請求書発行日より10営業日以内のお振込みをお願いいたします。 |
領収書 | 会員メニュー > 注文履歴 > [領収書出力]から、出力することが可能です。 出力方法の詳細は、こちらをご確認ください。 |
修了証明書 | 講座終了後の翌日以降に会員メニューから発行することが可能です。出力方法の詳細は、こちらをご確認ください。 |
テキスト | 開催日より、1週間後を目安に、PDF資料を事後ダウンロードにてご案内いたします。 |
お申込み受付は終了いたしました。
*適宜休憩が入ります。また、ワークショップの進捗状況や受講者との質疑応答により、若干、プログラムが変更される場合があります。予めご了承ください。
10:00-11:00 | エスノグラフィ基礎講座 ・本日の進め方/ワーク概要の共有 ・エスノグラフィの概要 ・活用事例の紹介 |
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11:00-12:00 | 課題の説明とツールの体験 ・ワークショップの課題発表、グループ分け ・Miroを使った自己紹介 |
12:00-13:00 | 昼食休憩 |
13:00-14:00 | エスノグラフィの読み解き ・イントロダクション ・エスノグラフィの読み解き(個別ワーク) |
14:00-15:30 | グループワーク ・グループディスカッション ・グループ別発表 |
15:30-16:30 | エスノグラフィに基づくユーザー像の検討 ・イントロダクション ・ユーザー像の検討(個別ワーク) |
16:30-17:50 | グループワーク ・グループディスカッション ・グループ別発表 |
17:50-18:00 | 全体Q&A、クロージング |
大川内 直子(おおかわち なおこ)
株式会社アイデアファンド 代表取締役
東京大学教養学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。専門は文化人類学。修士課程在籍中に文化人類学の方法論をユーザーリサーチに応用することに関心を持ち、海外リサーチ案件を個人で請け負う。みずほ銀行本店営業第十七部に所属し、大手通信企業グループに対するコーポレート・ファイナンスに従事。2018年株式会社アイデアファンドを設立、代表取締役に就任。アイデアファンドではフィールドワークやデプスインタビューなどの手法を活かした調査を数多く手掛け、国内外のクライアントの事業開発・製品開発に携わる。その他、国際大学GLOCOM主任研究員、昭和池田記念財団顧問。1989年、佐賀県生まれ。著書に『アイデア資本主義』がある。
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