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「なぜ部長はわかってくれないのか」「なぜメンバーは自分についてきてくれないのか」──。組織の力をまとめあげて成果を上げることが役務であるミドルマネジャーの方にとっては、このような壁にぶつかってしまう経験は一度や二度はあるのではないでしょうか。この「わかりあえなさ」の背後にあるのは、職場における上司と部下の、自組織と他部署の、ナラティヴ(=解釈の枠組み)の違いです。

この講座では、組織や職場における行き詰った状況を「組織の慢性疾患」、その状況と自身の関わりに気づき、ナラティヴの溝にアプローチするプロセスを「セルフケア」と捉えることで、膠着した状況を動かすヒントをつかむことを目指します。ワークショップでは、参加者の抱える困りごとを題材に「2on2」の形式で対話を行い、セルフケアの方法論を実践的に学びます。

講師は埼玉大学 の宇田川元一准教授と、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ マネジャーの飯塚彩氏です。

本講座は、以下のような受講者が抱える課題と症状に対して、2on2というカウンセリング技法を活用し、組織が変わる対話の方法を提供する講座です。

受講対象者

  • 大企業のミドルマネジャー
  • ベンチャー企業の経営者、経営幹部

受講対象者の抱える課題イメージ

    社内で次のようなことが繰り返し起きていたら、2on2にトライしてみるチャンスかもしれません。
  • 手挙げ制で新規事業開発プロジェクトに抜擢された若手の直属上司が兼務に反対して協力的でない
  • 新しい商品を企画しても、「本当に売れるの?」と事業部につぶされてしまう
  • スタートアップ企業と新たな提携をしようとしても、リスクばかり指摘され、話が前に進まない
  • 部下たちが自発的に仕事をしてくれない。自分で考えて動いてくれない
  • ずっとパフォーマンスの低いメンバーがいるが、何度アドバイスや相談に乗ってもよくならない
  • 新しい人を採用してもすぐ辞めてしまい、離職率低下に歯止めがかからない
  • 自由闊達(かったつ)に意見が出る部署にしたいのに、全然意見が出てこない
  • 組織診断の結果、「とても状態が悪い」と指摘され、人事部から改善を求められている
  • 実際、チームの雰囲気も暗いが、何をやったらいいかわからない

本講座で扱う「2on2」とは何か

  • 2on2とは4名ひと組で実施する対話の方法
  • 色々な施策や方法を試してみたけれど、どうにも行き詰まりを感じる「組織の慢性疾患」から一歩抜け出す視点が得られます
  • 他者の視点が入ることで組織の見える風景が変わります
  • 1on1と違い、他者の視点を借りながら、組織の慢性疾患の様々な問題に対して、皆で手立てを考えられるようになります

2on2とは何か?の解説記事

本講座を受講することで学べること

  • 「2on2」とは何か、その実践的な意義と理論的な背景を理解する
  • ワークショップでの体験を通じて、自身の「解釈の枠組み(ナラティヴ)」に気づく
  • 組織の慢性的な課題に対してアプローチする具体的な方法を身につける

実際に受講したお客様の声

開催概要

講座名 組織が変わる対話の方法「2on2」実践講座【オンライン】
日時 2021年6月17日(木) 10:00~18:00
場所 オンライン
参加料 66,000円(税込)
※講座テキスト(PDF)代含む
お支払方法 クレジットカード/銀行振込/Amazon Pay
銀行振込をご希望の方は、ご登録の住所に請求書を郵送させていただきます。
請求書発行日より10営業日以内のお振込みをお願いいたします。
領収書 会員メニュー > 注文履歴 > [領収書出力]から、出力することが可能です。
出力方法の詳細は、こちらをご確認ください。
注意事項 コンサルティング業(事業会社、行政機関などのコンサルティング部門も含む)の方の参加を、お断りいたします。
申込後でも上記に該当するとみなした場合、登録内容に虚偽のある場合は、メールや電話での連絡の後にキャンセル・返金処理をいたします。

※事業会社向けのプログラムとなります。コンサルティング業の方がご参加されると実践事例やノウハウを全てお伝えできず、予定している講義内容を大幅に変更することになります。他の参加者にもご迷惑がかかりますので、コンサルティング業の方は申込をご遠慮ください。

※事前に参加資格の確認をご希望の方は、お問い合わせフォームより以下の内容を明記いただき、お問い合わせください。
 ・講座名:組織が変わる対話の方法「2on2」実践講座【オンライン】
 ・会社名:
 ・部門名:

受付は終了いたしました。

タイムテーブル

※休憩は随時、進行状況に合わせて取得いただきます。    
10:00-11:30 イントロダクション
・オープニングトーク
・グループワーク:自己紹介・「動かない組織の困りごと」共有
・講義 <講師:宇田川>
 - 2on2とは何か、その実践的な意義と理論的な背景
 - 問題を人から切り離す「外在化」とは
 -「慢性疾患」としての組織課題 
※講座全体を通じて、グループワークはZoomのブレイクアウトルームに分かれて実施します。(4名1グループ、ファシリテーターが各グループに1名入ります)
11:30-12:40 ナラティヴ・アプローチの基礎
・2on2のデモンストレーション
※実践ワークショップの進行と要点を理解いただくため、4名の方にご協力いただき実施いたします。
12:40-13:40 昼食休憩
13:40-15:50 ナラティヴ・アプローチ 実践ワークショップ1
・グループワーク:2on2の実践 
※各グループ2名の方の「組織の困りごと」を題材として扱います。当事者の方もそれ以外の方も、それぞれの立場から学びを得ていただくことができます。 
15:50-17:25 ナラティヴ・アプローチ 実践ワークショップ2
・グループワーク:当事者研究の実践
・全体共有
・解説:観察力を上げるためのツール活用例
・個人ワーク:自身の適応課題のメカニズムや意味・対処方法の整理
17:25-18:00 チェックアウト・セッション
・まとめ:ナラティヴ・アプローチの要諦とは
・グループワーク:講座全体の振り返り
・質疑応答

講師プロフィール

宇田川 元一(うだがわ もとかず)

経営学者、埼玉大学経済経営系大学院准教授
2006年早稲田大学アジア太平洋研究センター助手、2007年長崎大学経済学部講師・准教授、2010年西南学院大学商学部准教授を経て、2016年より埼玉大学大学院人文社会科学研究科(通称:経済経営系大学院)准教授。社会構成主義やアクターネットワーク理論など、人文系の理論を基盤にしながら、組織における対話やナラティヴとイントラプレナー(社内起業家)、戦略開発との関係についての研究を行っている。大手企業やスタートアップ企業で、イノベーション推進や組織改革のためのアドバイザーや顧問をつとめる。専門は経営戦略論、組織論。2007年度経営学史学会賞(論文部門奨励賞)受賞。著書に『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』(NewsPicksパブリッシング)、『組織が変わる』(ダイヤモンド社)がある。

飯塚 彩(いいづか あや)

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ HRアセスメントソリューション統括部 主任研究員
同社にて、採用・就職、リテンション、人材開発、組織開発、メンタルヘルス、キャリアなど、人・組織に関する幅広い領域のサービス開発、コンサルティング、研究活動に従事。最近では、管理職のための組織マネジメント支援サービスINSIDES(2018年度グッドデザイン賞受賞、HRアワード2019プロフェッショナル部門最優秀賞)の開発に立ち上げから携わる。

受講環境

    当講座はZoomを利用したオンラインセミナーとなります。 受講にあたりまして、以下環境を事前にご用意ください。※パソコンからのご参加を推奨しております。

  • インターネット環境(ブラウザはGoogle Chromeを推奨)
  • ※Internet Explorer からのアクセスはZoomが正常に動作しない場合があります。
    Google Chromeのダウンロードはこちら

  • Zoomのダウンロード(ミーティング用Zoomクライアント)
  • ※接続テストはこちら

  • 音声機器(ヘッドセットまたはマイク付きイヤホン)

留意事項

  • 当講座はZoomを利用したオンラインセミナーとなりますので、事前に受講環境をご確認ください。
  • 受講に必要なURLは受講者1名につき1つのURLとなります。1つのURLを利用し複数名で受講することはできません。違反を発見した場合は追加請求いたします。
  • 講義内容の録画・録音・画面のキャプチャなどによる記録や利用は固くお断りいたします。また、講義や演習の資料について、無断転載・引用を禁じます。これらの違反が発覚した場合、著作権法に抵触する恐れがあり、法的措置を取る場合がございますのでご注意ください。
  • 都合によりセミナー内容の一部が変更となる場合がありますので、ご了承願います。
  • 定員に達し次第、申込受付を締切らせていただきます。
  • 参加者様のご都合によるキャンセルは6月9日(水)までお受けいたします。なお、すでにご入金済みの方は全額返金いたします。(返金手数料は参加者様負担)それ以降のキャンセルおよび、当日の欠席・遅刻・早退による返金等は一切お受けしておりません。
  • ご本人が出席できない場合は、代理の方の参加が可能です。その際は「お申込者氏名・代理参加者氏名」を開催前日までに事務局へメールにてご連絡ください。
  • 最少催行人数に満たない場合は、開催を中止することがありますので、ご了承願います。その際は、開催3日前までに、本ページおよびメールでご連絡いたします。
  • 自然災害、交通機関の事故、講師の発病等、不可抗力な事情により開催を中止することがあります。事前に中止が判明した場合は、本ページおよびメールにてお知らせいたしますので、各自でご確認ください。当日に中止が決まった場合は、本ページおよびメールと電話にてお知らせいたし、開催日の変更もしくは参加料の返金をいたします。

受付は終了いたしました。

 

事務局からのお知らせ

【冬季休業のお知らせ】
誠に勝手ながら、下記期間中のお問合せ窓口を休業させていただきます。期間中のお問合せに関しましては、1月6日(月)以降の対応となります。ご了承のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
夏季休業期間
2024年12月25日(水)~2025年1月5日(日)
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