世間では「AIブーム」などと呼ばれる昨今ですが、特に非IT系の業界におけるAI技術の導入はまだまだ限定的なのが現状です。私たちの元にも「プロジェクトが上手く進まない」「PoC以降のロードマップが描けない」といった相談が数多く寄せられており、多くの企業がAIを実用化していく上で少なからず困りごとを抱えていると理解しています。
今回は、これまで数多くの企業のAIプロジェクトに参画させて頂いた経験を基に、AIプロジェクトを成功に導くために重要となるポイントをベンダー側の立場からお話しさせていただきます。
椎橋 徹夫[Laboro.AI]
株式会社Laboro.AI
代表取締役CEO
米国州立テキサス大学理学部卒業後、ボストンコンサルティンググループに入社。東京/ワシントンDCオフィスにて消費財や流通など多数のプロジェクトに参画した後、社内のデジタル部門の立ち上げに従事。
その後、PKSHA TechnologyでのAI事業部の立ち上げや東京大学松尾豊研究室での産学連携担当などを経験したのち、2016年に株式会社Laboro.AIを創業。ディープラーニングを中心とする最先端の機械学習技術を産業界に応用することを掲げ、様々な業種・業態の企業と共同でプロジェクトや共同研究を実施している。