あなたは、真の社会的ハッカーを見たことや話したことがありますか?私の最近の一押しな社会的ハッカーは、「Hello Ruby(邦題:「ルビィのぼうけん」)の著者リンダ・リウカスさんと、昨年 Increments (Qiita運営元)に転職された、Hack For Japanの及川卓也さんです。この二人の共通点は、どんなタフクエスチョンを人や社会から投げかけられても、状況を一歩進める解を提案し実行していること。二人がどうしてこういう生き方ができるのか、「技術の進化を否定する人との付き合い方」「(変化を起こそうとするときに遭遇する)タフな状況を乗り越えるには?」「「まずはやってみよう!」という精神を持てるのはどうして?」など、お聞きしたいと思っています。どんな時でも一歩を踏み出すヒントが貰えるようなセッションを目標にお届けしたいと思います。ご来場お待ちしております!
*本セッションは、逐次通訳でお送りいたします。
モデレーター:岩切 晃子 [翔泳社]
逐次通訳:岩尾 はるか
Linda Liukas
フィンランド、ヘルシンキ出身のプログラマー、作家、イラストレーター。『Hello Ruby』はクラウドファンディングのKickstarterでまず資金を募り、発表からたった3時間強で目標金額の$10,000を達成。その後、Kickstarterの中でもっとも資金を集めた絵本となりました。リンダはプログラミングの世界での中心人物のひとりであり、Rails Girlsの創立者でもあります。Rails Girlsは、あらゆる場所で若い女性にプログラミングの基礎を教える団体。ここ数年間で160を超える都市でワークショップが開催され、10,000人以上の女性がプログラミングの基礎を学んでいます。
及川 卓也
大学にて専門だった探査工学に必要だったことからコンピューターサイエンスを学び、卒業後は外資系コンピューター企業に入社。米国MicrosoftにてWindowsの開発に参加した後、Microsoftに転職。2006年からはGoogleでChromeなどの製品を担当しました。2015年11月にQiitaを提供するIncrementsに転職。現在はプロダクトマネージャーとしてQiitaなどを担当しています。一方、2011年3月11日以降、ITで震災復興や防災・減災に貢献する開発者コミュニティであるHackFor Japanを立ち上げました。2013年からは、より広くITによる防災・減災を考えるコミュニティとしてIT×災害を、今年には災害発生時に情報支援を行う団体である情報支援レスキュー隊(IT DART)を一般社団法人化し、代表理事に就任しています。