ITが社会全体を大きく変えようとする今、歴史ある企業、スタートアップ企業問わずIT企業とエンジニアの可能性は無限大です。このセッションでは、オルターブースの小島淳さんの司会で、九州の地から技術とエンジニアの知恵で、地域と社会を変えようとする企業のチャレンジをご紹介します。
司会:小島 淳 [オルターブース]
講演:賀村 研 [カムラック] / 柴田 健二 [麻生教育サービス] / 平野 文雄 [イジゲン]
【障がい者就労支援事業カムラックの挑戦!】 賀村 研
全国に約750万人いるといわれている障がい者の多くは雇用機会が少なく、給与面でも苦しい思いをしています。株式会社カムラックは、彼らの能力にあわせた仕事をITを活用することで創造し、仕事の中で企業や個人とコラボレーションし、新たな「価値」を生み出すことで、障がい者の雇用促進、生活水準の向上、社会との密な繋がりを創っていく福祉ベンチャー企業です。当日は障害者支援事業や企業における障害者雇用の実態、そしてカムラックの取り組みを紹介させていただきます。
【ふくおかクラウドアライアンスの挑戦】 柴田 健二
設立して4周年が経ち、今年は年間1000名を越える勢いで認知され始めてきた「ふくおかクラウドアライアンス」の活動のご紹介をします。IT業界の方向けの勉強会・セミナー・研修だけではなく、最新の技術(AI・ロボット・IoT・フィンテックなど)をいち早く福岡の方々に情報を届けるとともに、ユーザー企業との連携やIT利活用支援を実施しています。新しいビジネスモデルの創出の機会や社員のスキルアップにお役たちできると確信しています。人材育成とビジネスマッチングの場として、活用していただくためのご紹介をします。
【IT技術を使い地域社会の活性化へ挑戦】平野 文雄
2013年の「全ての技術は生活のためにあること」を忘れず、生活に直結する仕事やサービス、コンセプトに合致する仕事に取り組んでいます。2015には地域活性化を目指した来店ポイントアプリAIRPOが大分県ビジネスグランプリ最優秀賞を受賞いたしました。現在はシステム開発事業と並行して、「異業種コミュニティーの交流から生まれるイノベーション創出」を目指したコワーキングスペース「azito」を運営し、地域のビジネス創出のお手伝いをしております。
小島 淳 [オルターブース]
株式会社オルターブース 代表取締役
JAZUG
前職ハードコアパンク、現在株式会社オルターブース代表取締役という異色のフルスタックエンジニア。Microsoft MVP。システムマネジメントのプロフェッショナル「オペレーションアーキテクト」を提唱し、真の意味のDevOpsを追及しています。次々とカオスなオルタナティブサービスをリリースし、福岡から世界へ大きくチャレンジしています。JAZUG福岡(通称ふくあず)などMicrosoft Azureを中心としたクラウド啓蒙活動を積極的に行っています。
賀村 研 [カムラック]
株式会社カムラック 代表取締役
株式会社スーパーカムラック 代表取締役
株式会社elseif 取締役
一般社団法人中小企業事業推進機構 理事
1972年生まれ。愛媛県松山市出身。日本大学農獣医学部卒業。大手ゼネコンで人間関係を学び、東京のITベンチャーで仕事の厳しさを学び、地方の中小SES企業で中央と地方の温度差と挫折を学び、Webポータルサービス企業で人との繋がりの大切さを学ぶ。2013年に独立。株式会社カムラックを設立し、IT業界での営業経験を活かし障害者支援事業に参入。ITを活用した仕事を創造することで、働く障がい者の新しい未来創りにチャレンジ中。
キーワードは企業との共存共栄 ~支えられる側からお互い支え合う関係へ~
柴田 健二 [麻生教育サービス]
麻生教育サービス株式会社
取締役部長
1991年麻生教育サービス株式会社 入社。マイクロソフト、オラクル、シスコなどITベンダーとの教育パートナーとして、九州・沖縄地区のIT人材教育に従事。特にITベンダー資格取得、技術教育、PM人材育成等を支援。近年は、中小企業大学校の研修企画・運営の委託事業をはじめとする地元中小企業の管理職、後継者育成支援にも従事。2009年より(一社)福岡県情報サービス産業協会 教育委員会副委員長を経て、2011年より教育委員長を担当。会員企業180社を対象とした協会主催の研修企画、最新技術(特にクラウドサービス関連)、地域連携推進事業、IPAとiCD導入推進活動を行う。
平野 文雄 [イジゲン]
イジゲン株式会社 ITコンサルタント/エンジニア
JAWS-UG
1991年九州松下電器(当時)入社。2014年介護のため大分にUターン。東京のシステム会社(リモートワーク)等を経て、2013年フリーランスに。2015年より現職。学生時代に、ソフトウェア技術の陳腐化の速度を実感、「エンジニアは走り続けなければ生きていけない」という危機感が自分の原点。本当は自分でコードを書きたいが、最近書けてないのが悩み。JAWS-UG大分代表。