ソニーが開発・公開しているディープラーニング開発ツールである、1)研究・開発から機器搭載までエンドツーエンドにお使いいただけるオープンソースのディープラーニングプログラミングフレームワーク「Neural Network Libraries」、2)マウス操作のみで視覚的にディープラーニングの開発が可能なGUI統合開発環境「Neural Network Console」、の2つについて、その特徴、使い方をソニー製品への活用事例とともに紹介します。
成平 拓也 [ソニー]
ソニー株式会社
AIコア技術開発部 マシンラーニングリサーチエンジニア
ソニーではコンピュータビジョン・医療画像認識の研究開発を行いながら、ディープラーニングなどの機械学習の基盤ツールの開発を行ってきました。2014年-2015年にUCバークレーへ研究留学に行き、CVPR・ICCVなどのトップカンファレンスでの論文発表を経験しながら、UCバークレー発のディープレーニングフレームワークである「Caffe」の開発にも携わりました。帰国後はソニーからオープンソースしたディープレーニングフレームワーク「Neural Network Libraries」の開発を立ち上げ、コーディングおよびテクニカルリーディングを行っています。技術を幅広く獲得して活用するのが好きで、最近では幅を広げ、ロボット向けの行動計画アルゴリズムの研究開発のリードも同時に行っています。