KubernetesやDevOps、クラウドネイティブという言葉が注目され、華やかな技術を利用したいとエンジニアは思うものの、アーキテクトとして様々な企業を支援していると、実際の運用現場からは程遠いことが多いものです。こうした現場では、顧客と一緒にユーザーストーリーを創り、それを少しずつ組織を回していく力が欠かせません。とくに、現状の課題を認知するところから、企業に次世代のアーキテクチャに投資してもらうまでには、組織間のコントロールを含め、多くの壁が立ちはだかります。こうした、クラウドネイティブな世界を創るために必要な現場力を、自身が歩んできたキャリアパスを紐解きながら紹介します。
北山 晋吾 [レッドハット]
レッドハット株式会社
クラウドソリューションアーキテクト部
Mesos User Group Tokyo / GitLab User Group Tokyo
楽天株式会社にてプライベートクラウドの設計/運用を担当。その後、日本ヒューレット・パッカード株式会社にて、DevOpsやコンテナ技術をはじめとした、OSSソリューションのコンサルティング、および構築デリバリーを経験。現在レッドハット株式会社にて、OpenShiftのソリューションアーキテクトに従事する。また、社外活動ではグロービス経営大学院でMBAを取得し、OSSコミュニティ(Mesos/GitLab User Group)の運営やアーキテクト育成活動など幅広く活躍している。執筆は「インフラCI実践ガイド」(翔泳社)「Ansible/GitLab実践ガイド」(インプレス)など。