日本はジェンダー後進国です。工学部の女子生徒の比率はOECD最低レベルで15%程度、ICT関連の仕事に興味のある女子中学生は3.4%。そしてIT業界における女性エンジニアの割合は約20%にとどまっています。
これらの問題を解決しようとする一般社団法人Waffleの活動内容や、IT分野のジェンダーギャップの課題や現状をお伝えします。
さらに女性向けプログラミングブートキャンプMs.Engineerの取り組みを、産後ジェンダーギャップの壁を目の当たりにした現役ソフトウェアエンジニアの立場からお話しします。
田中 沙弥果[Waffle]
一般社団法人Waffle
1991年生まれ。2017年NPO法人みんなのコード入社。文部科学省後援事業に従事したほか、全国20都市以上の教育委員会と連携し学校の先生がプログラミング教育を授業で実施するために事業推進。2019年にIT分野のジェンダーギャップを埋めるために一般社団法人Waffleを設立。2020年Forbes JAPAN誌「世界を変える30歳未満30人」受賞。内閣府 若者円卓会議 委員。
神谷 優[サイバーエージェント/Ms.Engineer]
株式会社サイバーエージェント
Ms.Engineer
ソフトウェアエンジニア。株式会社サイバーエージェントに新卒エンジニア職1期生として入社。
一貫して自社メディア開発に携わる。2010年よりスマートフォン向けサービスをリードエンジニアとして複数立ち上げる。
2015年以降は3度の育休を挟みつつ、音楽配信サービスや子ども向けプログラミングサービスの開発に従事。同時に社内D&I事務局のメンバーも務める。
業務外では一般社団法人Waffleにてプロボノとして、また女性向けプログラミングブートキャンプを運営するMs.Engineerにてco-founderとして参画中。