B-9 07/21 17:50 ~ 18:30
アジャイル時代におけるテストとは?品質測れてますか?

アジャイル時代に品質を担保するのは容易でしょうか?ウォーターフォール開発手法からアジャイル開発手法へ、開発のスタイルには、大きな変革の波が訪れています。今の所、品質・テストという点を除いては、アジャイル開発における大きな欠点というのはあまり見受けられません。ウォーターフォール時代には、必要だけれども必須ではなかったシフトレフトが、アジャイルでは必須になり、短いイテレーションの中で品質を担保することは困難を極めます。高いコード網羅率の担保、洗練されたテストの自動化、テスト担当者に対するスキルセットの要求が高くなってくるのもアジャイル時代の品質担保が困難な要因の一つになるでしょう。

本講演は講演者の提案するアジャイル開発における定量的品質管理になります。システムテスト中心のテストから、統計手法やソースコードの品質を直接上げる品質管理をアジャイルで行うべきだと講演者は主張しており、その一端を紹介します。

Ask the Speaker(Q&Aコーナー)を実施する場合は、記載しているセッション終了時間頃より5分程度、同じ配信ページ上で行います。

高橋 寿一[AGEST]

株式会社AGEST
執行役員CTSO、AGEST Testing Lab.所長及びAGEST Academy学長

情報工学博士。1964年東京生まれ。フロリダ工科大学大学院にてCem Kaner博士、James Whittaker博士にソフトウェアテストの指導を受けた後、広島市立大学にてソフトウェアテスト研究により博士号取得。米国Microsoft、SAP Labs、ソニー株式会社を経て、株式会社AGEST 執行役員 CTSO、AGEST Testing Lab.所長及びAGEST Academy学長を現職として兼任。情報処理学会及びIEEE会員。著書に『知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト【改訂版】』や『ソフトウェア品質を高める開発者テスト 改訂版 アジャイル時代の実践的・効率的でスムーズなテストのやり方』等がある。