長年保守されてきたJavaのSwing/SWT製の業務アプリは、動くけれど「Windows 11の中で浮いて」います。見た目の再現方式では OSのデザイン更新に追従できず、支援技術(アクセシビリティ)対応が調達要件になる公共・企業案件では致命傷にもなります。本セッションでは、JVMのFFIでWinUIのCOMオブジェクトを直接呼び出すことで、ブリッジDLLもVisual StudioもなしにWindowsの最新ネイティブUIを実現する仕組みと、その実践方法を紹介します。最近のWindows状況を交えつつ、イベント処理・レイアウト・ダークモード対応の移植パターン、参照カウントとトレース型GCという2つの寿命管理を橋渡しする設計、E2EテストとCI構成まで、既存資産を殺さない刷新の方法を、実際のコードとデモを交えて解説します。
本セッションは、NTTレゾナントテクノロジー株式会社様の提供でお送りいたします。
久納 孝治 [NTTレゾナントテクノロジー]
NTTレゾナントテクノロジー株式会社
大学在学中よりITベンチャーで開発に従事。仕様書からJava VM・Dalvik VM・Flash Liteエンジンをクリーンルーム実装したり、独自にコンパイラを開発する等、携帯端末の深部まで精通。自作のJava APIがSkype公式APIに採用され、Operaブラウザ日本語版でMIDPアプリ→iアプリ変換ツールが採用された実績もある。2012年、開発者向けテスト・検証サービスを手がける株式会社カトマックを設立し、翌年NTTレゾナントに売却して現在も「Remote TestKit」の開発に取り組む。