近年、多くのビジネスのグローバル化が進んでいます。それに伴い人、モノ、金 、そして情報がネットワークを通じて流通しています。ビジネススピードを上げるためには、従来以上に情報の共有を迅速に行う必要がありますが、それは同時に情報漏洩や、知的財産の不正な二次利用などのリスクをもたらします。また各種の「モノ」が直接ネットワークにつながる時代が到来し、IoTにおけるセキュリティもますます重要になりました。従って、グローバルなビジネスを支えるITインフラには、その性能・利便性だけでなくセキュリティのための機能を設計段階から組み込み、実装しておく事が重要です。後から追加する場当たり的なセキュリティではなく、システム全体のセキュリティを俯瞰的に設計・デザインするSecurity by Designについてお話しします。
北野 晴人 [デロイト トーマツ リスクサービス]
デロイト トーマツ リスクサービス株式会社
パートナー
二種通信事業者、外資系通信機器ベンダーなどを経て、2001年から2013年春までリレーショナル・データベース、アイデンティティ管理を中心にセキュリティ関連製品の販売戦略・ビジネス開発などを担当。その後、セキュリティ技術と法律、マネジメントをつなぐコンサルティングを提供中。情報セキュリティ大学院大学客員研究員。博士(情報学)、(ISC)2アジア・パシフィック・アドバイザリーカウンシルメンバー。
公認情報システムセキュリティプロフェッショナル(CISSP)
日本行政情報セキュリティプロフェッショナル(JGISP)