13:00 ～ 13:50　基調講演（50分）

『ITサービスマネジメント実践の秘訣』

システムやITサービスの多様化に伴い、ITサービスマネジメント(ITSM)はますます重要性を増してきています。
適切なITSMを実現するには、ITILやCOBIT、CMMIなどの各種フレームワークを導入するのが効果的です。しかし、これらのフレームワークは汎用性を持たせているため、実際の環境に適用するには工夫が必要となります。
東京海上日動のシステム運用に携わってきた立場から、ITSMの構築の考え方、フレームワークの活用、運用品質の改善について語るとともに、DevOpsなど今後のITSMへの動向について紹介します。

・ITSMの構築
・フレームワークとの向き合い方
・運用品質の改善

東京海上日動システムズ株式会社
エグゼクティブ・オフィサー ITサービス本部長

小林 賢也 氏

プロフィール
東京海上日動システムズのITサービス本部長として、東京海上グループに向けたITサービスの提供を統括する。
また、itSMF Japan副理事長として、ITIL®の国内展開にも力を入れている。

14:00 ～ 14:40　セッション（40分）

『ハイブリッドクラウド時代におけるITの進化のポイントとは
～手動から自動化へ、そして新たな価値を生み出すITへ～』

ビジネスを取り巻く環境は変化が激しく、現場からIT部門への要求も増え続ける一方です。
この要求に応えるためには、IT部門がスピードと柔軟性を兼ね備えた「サービス提供者」になることが求められています。また、ミスを減らして効果的な運用を実現するためには「手動から自動化への進化」が必要不可欠です。
本セッションではクラウド技術の活用/連携により、既存のITインフラをより柔軟でコスト効果の高いサービスに進化させるための現実的なステップとそのポイントについてご紹介致します。

株式会社 日立製作所
ITプラットフォーム事業本部 JP1エバンジェリスト

加藤 恵理 氏

14:50 ～ 15:30　セッション（40分）

『「所有」から「利用」への変化における運用のすがた』

システムを所有する時代から利用する時代に変化しています。ITサービスの利用変化に伴い、サービス提供側も改善が必要になります。
見える化の目的は障害対策／標準化の目的はミス防止／自動化の目的はスピードUP。
本セッションでは、NRIのこれまでの取り組みを振り返りつつ、今後の課題と方向性について、見える化、標準化、自動化の視点に分けて解説いたします。

株式会社野村総合研究所
IT基盤インテグレーション事業本部 営業担当課長

寺井 忠仁 氏

15:40 ～ 16:30　特別講演（50分）

『ヤマザキパンを支える現場密着型システム運用』

日本中、誰もが知っているヤマザキのパン。
パンづくりの現場から全国津々浦々の店舗までパンを輸送し販売を管理していくための山崎製パンのITシステムには長年の運用の改善の努力が結集されています。
同社のCIOとして、運用と開発の両面に携わり、改善と体制づくりをおこなってきた石毛氏に、同じく大手建設企業のCIOとして経営とITを支えてきた木内里美氏が聞きます。

山崎製パン株式会社
計算センター 室長

石毛 幾雄 氏

プロフィール
1977年、山崎製パンに入社。工場や本社経理本部などでの勤務経験を生かし、生産や販売、経理システムといった基幹システムの再構築などに携わる。
現在は、関連会社であるデイリーヤマザキの新システム導入の指揮を執っている。将来を見据えた戦略眼で、トップメーカーのシステム部門を牽引する。

（聞き手）
株式会社オラン / 元大成建設 CIO

木内 里美 氏

プロフィール
1969年に大成建設に入社。工場施設や港湾施設の設計などに従事、大型石油タンカーの施設建設など多くのプロジェクトに参画。
2001年からは事業部門から社長室情報企画部に移り、全社の情報システム再構築プロジェクトを担当した。このプロジェクトでの活動に対し、日経情報ストラテジーより第１回「CIO オブ・ザ・イヤー」を受ける。CIOとして情報発信・啓蒙活動に取り組む。
2008年から大成ロテック監査役を務め、2012年7月に株式会社オランを設立。

主催

協賛