モバイル端末の普及、ソーシャルメディアの発達により、生活者が自ら必要な情報を得ることができるようになり、ますます強く、賢くなってきている。生活者中心の時代においては、一方通行のマスマーケティングは終焉に向かい、生活者との対話や傾聴、それらから発生する商品やサービスの開発、改善など、企業と顧客のコラボレーションにより、価値を創造する時代に突入しました。
この講演では、1980年、生活者視点のブランドとして生まれた無印良品が、ブランドの活動プロセスに顧客をどのように統合し、また、デジタル時代にそれをどう加速させているのかについて、良品計画の川名氏が事例を用いて解説します。
FacebookやTwitterといったSNSが利用されるようになってからすでに数年が経ちますが、これらのサービスは登場した当初の『コミュニケーションツール』といった側面からは想像もできないほどの影響度を持ち始めています。企業もこれまで、情報活用といえば確定された『ビジネスデータ』を中心に行っていましたが、このSNS上のデータをいかに効率よく分析しビジネスにつなげるかが課題となってきています。本セッションでは、SNSの有効活用を考える皆さまに、より具体的なデモンストレーションと事例をもとに効率的活用によるビジネスの変革を提言します。
ある商品やサービスに感動したとき、あるいは憤慨したときに、企業に電話やメールでそれを伝える方はどれくらいいらっしゃるでしょうか? 一般的には、自分の胸にしまうか、近しい相手に共有するか、最近ではtwitterやfacebook等のソーシャルメディアでつぶやくかのいずれかではないかと思います。
ソーシャルメディアの台頭により、顧客の側は、友人に話すような感覚で気軽に意見をウェブ上に拡散し、場合によってはそれを世論に転化させることも可能となりました。一方、企業からすると、これまで把握できなかった顧客の声を得られる機会が広がった反面、様々な課題も浮かび上がっています。
日々刻々と生み出される顧客の本音にいかに向き合い、どのように気づきを得てビジネスに活かしていくか、事業会社、広告代理店、BIコンサルティング会社、ソフトウェアベンダーと立場の異なる4社が、多角的にディスカッションを行います。