【15-A-3】 自然言語処理・機械学習を活用したファクトチェック業務の支援

  

一昨年のアメリカ大統領選挙では、意図的な誤情報を含んだニュース、いわゆる「フェイクニュース」がインターネットを中心として拡散し、物議を醸しました。その後も、大統領となったトランプ氏による真偽が定かでない内容のツイートがたびたび世間を賑わせています。一方日本では、医療系キュレーションメディアが医学的根拠に乏しい記事を掲載していたとして非難を浴び、閉鎖する騒動がありました。
このように、誤情報や真偽が不明な情報がインターネット上で流通しうる昨今、新聞社やTVなどが報道するニュース、Webメディアが配信するコンテンツ、また政治家や有識者の発言などを対象に、その内容の真偽を検証する「ファクトチェック」の重要性が高まっています。
このセッションでは、ファクトチェック・イニシアティブ、東北大学の乾・岡崎研究室、スマートニュースらが共同で取り組むファクトチェック業務をテクノロジーで支援する試みと、自然言語処理や機械学習を中心に技術的詳細についてお話いたします。

小宮 篤史 [スマートニュース]

スマートニュース株式会社

2014年8月より、バックエンドエンジニアとしてスマートニュース株式会社に勤めています。主に運用型広告の広告配信システムを対象として、広告オークションの設計や最適化問題・機械学習を活用した広告配信ロジックの開発を担当する傍ら、今回のセッションでお話するファクトチェック・プロジェクトにもエンジニアとして関わっています。
https://github.com/komiya-atsushi komiya_atsushi