システム運用管理をめぐる環境と課題は大きく変化しつつあります。
少し前までは、コスト削減と省力化が第一優先課題でした。今でもその重要性は変わりませんが、最近では、ビジネスの変化に対応するための適応が重要となってきています。
また運用するシステムも、対象範囲が広がり、オンプレミスとクラウド、サーバー、ネットワークの仮想化など高度化・複雑化が進んでいます。
今回のセミナーでは、こうした趨勢の中で、ビジネス変化の要求に応じつつ安定稼働や障害対応、脅威管理などの課題をどのように実現するかにフォーカスしました。
デザインパターンをITインフラに適用させた手法や、クラウド運用の自動化の実践手法を基調講演で紹介し、特別講演では、日本たばこ産業のCTOによるグローバル企業のITインフラ戦略を披露するという構成です。
ぜひご参加ください。
ご来場から抽選で10名様に、本イベントの基調講演スピーカー杉原 健郎 氏著書の『インフラデザインパターン~安定稼動に導く127の設計方式』(技術評論社)をプレゼントいたします!
【第一部】
「インフラデザインパターン 〜安定稼働のためのシステム運用」
インフラデザインパターンは、インフラ開発における問題発生の抑制や生産性の向上、人材育成などを目的に、インフラ技術者たちが編み出した設計方式を概念化・抽象化してパターン化したものです。このインフラデザインパターンにもとづいて、システム監視、ジョブ管理、構成管理はどの運用・保守の対策や安定稼働のためのシステム運用のノウハウや体制づくりについて紹介します。
株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部
杉原 健郎 氏
<プロフィール>
1998年NTTデータ入社。10年以上にわたり、数多くの大規模ミッションクリティカルシステムのインフラ開発を担当。特命技術支援部隊を兼務した経験からノウハウの横展開の重要さを痛感。デスマーチなど不条理の撲滅を目指し、ものごとの本質と幸せを追求するようになる。好きな生き方はロック。2児のパパ・PMP(2004年~)・理学修士(早稲田大学大学院卒)。
【第ニ部】
「オープンクラウド時代のシステム運用~ AWS、OpenStack、Dockerなど、連携・移行と運用工数最小化のための動向」
AWS、OpenStackとの連携、Docker、オープンクラウド系などによるITインフラの構築と管理、運用の最新動向、最新ノウハウについてご紹介します。
一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA) 代表理事
クリエーションライン株式会社 技術顧問
荒井 康宏 氏
<プロフィール>
クラウド利用促進機構(CUPA)で、さまざまな活動を通して企業と個人のクラウドの利用促進と普及に努めており、クラウドサービスプロバイダへのサービスコンサルティング・技術支援も行っている。
AWS Users Group Japanコアメンバー、日本OpenStackユーザ会ボードメンバー、日本CloudStackユーザ会初代会長、オープンクラウドキャンパス/オープンクラウド実証実験副チェア
・クラウド時代の運用スタイルは「リモート統合運用」
・運用の柔軟性のポイントは「運用管理基盤を所有から利用に」
・運用のスピードアップには「セルフメンテナンスと障害対応ナビゲーション」
NRIのC3(Cloud Control Center)の取り組みや、運用基盤クラウドサービス「mPLAT」、NRIのデータセンターで使われている障害対応ナビゲーションシステム「Senju/EN ESP」などのご紹介を含め、上記3点の解決策をご案内致します。
株式会社野村総合研究所
クラウド運用事業部
寺井 忠仁 氏
情報システムのリスク要因、脆弱性が増加し、死活監視では捉えられない不具合の対応に悩まされる方々が増大しております。ITマネジメント・ソリューション分野で最大のメーカーであるCAは、最新のテクノロジーでインフラ、からネットワーク、アプリケーションにいたるまでを網羅する、他社には無い単一の性能管理ビューを提供。ITサービスの性能状況全体を把握し、プロアクティブに対応を実現する監視基盤と実例をご紹介いたします。
CA Technologies
エンタープライズ・マネジメント・ソリューション部 ソリューション・アカウント・ディレクタ
堀込 哲也 氏
<プロフィール>
CA Technologies エンタープライズ・マネジメント・ソリューション部ソリューション・アカウント・ディレクタ。XML-DB、eCRM、SOA/ESB、EventProcessing等外資ソフトウェア・ソリューションの国内戦略策定、Launch、営業統括を経て現職。
システムのアーキテクチャは、時代とともに変化しています。サイトロックは、長年、システム運用のアウトソーサーとしてさまざまなユーザーのシステムをマネジメントしてきました。その豊富な経験から、システムの安定稼働における課題を解決するため、本セッションでは、運用設計に焦点を当てて解説します。
サイトロック株式会社
取締役
井上 雅弘 氏
<プロフィール>
主に制御系プログラム開発を13年経験、ISPの立ち上げにも参加。
その後、統合運用管理ツールのローカライズと品質保証に従事。2000年にサイトロック株式会社に入社し、プリセールス・ポストセールス・技術部門を幅広く担当、2006年に取締役に就任。現在、CTOとして技術部門を統括。
日本たばこ産業(JT)をとりまくグローバルな環境変化の動向の中での「経営とIT」の戦略の同期、重点課題への取り組み、インフラ全体最適の考え方、内製とアウトソースの関係、グローバルプロジェクトにおけるシステム構造、思考様式の違いがもたらすシステム開発・運用のギャップなどの課題への取り組みについて紹介します。
日本たばこ産業
IT部 部長
引地 久之 氏
<プロフィール>
1955年生まれ。80年日本ディジタルイクイップメント入社。物流、情報システム、経営管理などを担当した後、94年コンパックコンピュータに入社し、情報システム部門を担当。買収により2002年に日本HPの情報システム本部長、Asia Pacific Global Support, Director就任。08年8月日本たばこ産業入社、09年1月から現職。
イベント名 | 2014.9.25 EnterpriseZine Day 新世代ITインフラとシステム運用 〜インフラデザインパターン・自動運用・グローバル経営 |
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日時 | 2014年9月25日(木) 13:00 ~ 17:40 ※受付開始12:30 |
会場 | ベルサール神保町
[アクセス] 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-2-1 住友不動産千代田ファーストビル南館2F |
主催 | 株式会社翔泳社 |
協賛 | 株式会社野村総合研究所 CA Technologies サイトロック株式会社 |
参加料 | 無料 事前登録制 |
問い合わせ | EnterpriseZine Day 運営事務局(E-mail:info_ezday@shoeisha.co.jp) |