アベノミクスで景気回復の兆しが見えている企業もあるかもしれない。しかし、多くの企業はまだまだ厳しい経営環境にあるだろう。そんな中で、IT業界はどうだろう。ビッグデータやIoTなどのキーワードのもと、新しい世界が広がりつつあるのは確かだ。さらにマイナンバー制度や銀行業務の延長など、直近で数多くのITエンジニアを必要とするような変化も見えている。
しかしながら、多くの技術は海外ベンダー頼りであり、不足気味のITエンジニア事情の中にあっても開発案件単価は上がる気配が見えない。そんな状況下で、日本を元気にするにはどうしたらいいのだろうか。そもそもビッグデータや情報活用は企業を強くするためのソリューション。それで日本企業が競争力を持って強くなれば、アベノミクスに関係なく日本は強くなるはず。さらに、日本の何事に対しても施されるきめ細かな対応力などは、海外でも評価は高い。ITの側面から、そういったものを海外に展開するチャンスはどこにあるのか。
日本を強くするIT、日本を強くするデータ活用をテーマにイベントを開催する。
日本発のデータベーステクノロジー、データ活用のテクノロジーの良さはどこにあるのか。グローバルベンダーに対する強みだけでなく弱みも理解した上で、どういったソリューションを展開すれば日本の企業が、日本の産業が、そして日本が強くなれるのかを、国産ベンダーとともに考える機会にしたい。
また当日、ご来場いただいた方には、もれなく書籍『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』(発行:翔泳社)を進呈いたします。
ユーザ部門の業務課題を、いかにしてITが解決するか。情報システム部門の役割は、業務効率の追求からビジネス貢献のIT基盤提供へと変化し、ユーザー部門からの期待も高まっています。これは言い換えれば、ユーザーの求める理想と提供できるシステムにギャップが生まれやすくなっているということでもあります。
本セッションでは、DBオンライン チーフキュレーター谷川氏によるモデレートのもと、全世界に約30万人のユーザを抱える日立の情シス部門と、その業務部門双方でマネジメント経験を持つキーマンが登壇し、IT基盤を自製する自社の活動などにも触れながら日立の取り組みをご紹介します。
【モデレーター】DB Onlineチーフキュレーター
谷川 耕一 氏
ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにしたソフトハウスの経営とライターの二足の草鞋を履いている。
日立製作所
ITビジネスサービス本部 経営情報システム本部 情報活用推進部 部長
渋谷 亮一 氏
1984年日立製作所入社。ネットワーク系OSからグループウェアの設計・開発を経て、2005年よりコード統一、経営アプリケーションの開発・展開・運用に従事。現在は、日立グループ内の情報見える化を担当。
日立製作所 情報通信システム社
ソフトウェア開発本部 システム基盤ソリューション部 主管技師
桐越 信一 氏
1974年に日立製作所入社。情報システム部門でソフトウェア開発環境や情報インフラの構築、業務AP開発など主に開発部門を支援する新規サービスの構築・展開などの業務に従事。顧客システム開発時のコンサルティングを経て、現在はビッグデータ処理基盤製品を中心としたソリューションを担当。
日立製作所 情報通信システム社
ソフトウェア開発本部 ビッグデータソリューション部 主任技師
石川 太一 氏
1991年に日立製作所入社。メインフレーム、オープンからモバイル向けまで幅広いデータベース製品の開発とテクニカルサポートに従事。現在はビッグデータ処理基盤製品のマーケティングを担当。
今、企業にはさまざまなデータが複数のシステム上にいろいろな形式で増え続けています。しかし、現在企業が抱える課題を解決しよりビジネスを「強く」するためには、既存の情報だけではなく、さらに地図/位置情報、多様なテキスト情報、第三者が提供する公開情報、新たなクラウド上の業務システムなど、今後を見通した新たなデータ活用への取り組みが必要になってきます。ビジネスを変え、情シスのあり方も新しくする「次」のデータ活用とは? お客様の側にいる日本発のベンダーだからこそできる、新たなソリューションとは? 「リアルタイムGEOコーディング」「Bridge Service」など最新の技術や事例と共に、データ活用の最前線を探ります。
ウイングアーク1st株式会社
営業本部 営業企画部 副部長
大畠 幸男 氏
2007年、ウイングアーク1stの前身であるウイングアークテクノロジーズに入社。プリセールス部門、開発部門等を歴任し、一貫してBI事業に携わる。2014年より現職となり、BIソリューション製品企画の責任者を務めている。
IoTによりインターネット上に流れ込む膨大な情報を自社のサービスに活用することで、ビジネス・社会におけるイノベーションの創出が期待されています。IoTを活用して業務の現場のサービスはどう変わるのか、データ活用方法のポイントとIoTを活用するためのデータ基盤についてお伝えします。
富士通株式会社
データマネジメント ミドルウェア事業部 事業部長
安永 尚稔 氏
富士通のデータベース、および情報利活用分野のビジネスを推進するデータマネジメント・ミドルウェア事業部の事業部長。国内のデータベースセキュリティの向上に努め、FUJITSU Software Symfoware ServerではISO/IEC 15408のEAL4を日本で初めて取得。また、社内のオープンソース活用にいち早く取り組み、現在PostgreSQLエンタープライズコンソーシアムの理事会にて技術部長を務める。近年は、データベースシステム/データウェアハウス基盤の垂直統合型製品を開発・提供。
企業のITには今、効率化やコスト削減だけでなくビジネス価値の向上が求められています。その際重要となるのがデータ活用、それでビジネスを発展させる。しかし、多くのデータ活用ソリューションは海外製、ニッポン企業がそのまま取り入れてうまく行くのか。ニッポン企業ならではのデータ活用があるのでは、それを実践することこそが世界で戦える強いニッポンになるのでは。海外のいいところを取り入れつつ、ニッポンならではの拘りのデータ活用、その姿をパネルディスカッション形式で明らかにしていきます。
【モデレーター】DB Onlineチーフキュレーター
谷川 耕一 氏
ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにしたソフトハウスの経営とライターの二足の草鞋を履いている。
DB Onlineの新企画「DBオフライン」。データベースやデータ活用の話題を取りあげオフラインでトークバトルします。
第1回は「Dr.SQLに聞くSQLの歴史とこれから ― え、SQLはすでにNoSQLだったの!?」と題し、日立製作所のDr.SQLこと土田正士さんとバトルを実施しました。土田さんはISOのSQL標準化ワークグループの日本代表。SQLの進化とデータベースの進化についてかなり濃いトークが展開。今回はその後編です。次期SQL2016とはいったいどんな標準なのか、HadoopやJSON、Stream処理などとSQLの関係は、SQLからみたデータベースの未来について再びバトルします。
日本データベース学会 副会長/ISO SC32/WG3(Database Language SQL)日本代表
日立製作所 情報通信システム社 ソフトウェア開発本部 DB設計部 主管技師 博士(情報学)
土田 正士 氏
1983年に日立製作所システム開発研究所に入社。以来、データベースマシンRDSP、リレーショナルデータベース管理システムHiRDB、ビジネスインテリジェンスシステムBusiness Brainと、ハードウェアからソリューションまで一貫してデータベース研究開発に従事。現在は、ビッグデータ処理基盤製品の先行開発を担当しつつ、ISO SC32/WG3(Database Language SQL)日本代表、日本データベース学会 副会長を務める。
DB Onlineチーフキュレーター
谷川 耕一 氏
ブレインハーツ取締役。AI、エキスパートシステムが流行っていたころに開発エンジニアに、その後雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダの製品マーケティング、広告、広報などを経験。現在は、オープンシステム開発を主なターゲットにしたソフトハウスの経営とライターの二足の草鞋を履いている。
イベント名 | 2015.3.13 DB Online Day ニッポンを強くする!データ活用の未来 |
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日時 | 2015年3月13日(金) 13:00 ~ 18:10 ※受付開始12:30 |
会場 | ベルサール神保町 [アクセス] 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-2-1 住友不動産千代田ファーストビル南館3F |
主催 | 翔泳社 DB Online 編集部 |
スポンサー | ウイングアーク1st株式会社 株式会社日立製作所 富士通株式会社 |
後援 | 日本データベース学会 |
参加料 | 無料 事前登録制 |
問い合わせ | DB Online Day事務局(E-mail:info_ezday@shoeisha.co.jp) |