IoT時代の企業戦略 ~ "モノのインターネット"が企業ITにもたらす大変化

「モノのインターネット」(Internet of Things:IoT)が注目を集めています。
スマートグリッド、テレマティック、ウェアラブルデバイス、各種センサーなどの「モノ」によって、情報がやりとりされる時代が訪れようとしています。
こうしたIoTのトレンドが企業ITにどのような影響をおよぼすのか?

2020年代以降を展望した未来予測の中で、インターネットの代表企業と 日本のエンタープライズの代表企業が集まり、IoT時代の企業のデータの活用とビジネスチャンスについて語ります。

プログラム

【14:30~15:20】(50分)
基調講演「『モノのインターネット』が企業ITにもたらす影響とビジネス価値」

従来型のデバイスに限定されない多様な「モノ」がネットワーク接続され大量の データを交換するIoT(モノのインターネット)の世界が現実のものになろうとしています。
IoTが企業ITの世界を越えて社会的に大きな価値を提供する可能性が高い一方で、企業IT担当者の皆様の頭には以下のような疑問が湧いているかもしれません ― IoTが単なる一時の流行で終わってしまうことはないのか、IoTは企業ITの世界にどのような影響を与えるのか、企業IT担当者はIoTの動向から最大の価値を得るためにどのような戦略を取るべきなのか― 本講演ではこれらの疑問への回答を提示していきます。

株式会社テックバイザージェイピー 代表
金沢工業大学虎ノ門大学院客員教授

栗原 潔 氏

<プロフィール>
日本アイ・ビー・エム、ガートナージャパンを経て2005年6月より独立。東京大学工学部卒業、米MIT計算機科学科修士課程修了。弁理士、技術士(情報工学)。主な訳書にヘンリー・チェスブロウ『オープンビジネスモデル』、ドン・タプスコット『デジタルネイティブが世界を変える』、トーマス・C・レドマン『戦略的データマネジメント』、ジェフリー・ムーア『ライフサイクルイノベーション』、『エスケープ・ベロシティ』(ともに翔泳社)など多数。

【15:20〜16:00】(40分)
「最新ITトレンドと企業ITにおける活用への挑戦」

近年、ITの活用領域は飛躍的な広がりを見せており、モノのインターネットは私たちの生活を大きく変えるといわれています。一方で、モバイルに代表されるように、コンシューマ領域で普及しているITと、業務で利用しているITの間に、ユーザーとして、ギャップを感じることも少なくないのではないでしょうか。
本セッションでは、最新のITトレンドとして、いくつかの特徴的な事例をピックアップして、ご紹介します。また、これらの新しい技術に対して、企業ITの観点から、どのように取り組んでいけばよいのか、どのような活用が考えられるのかをご提案します。

株式会社JSOL
ソリューション&テクノロジー部 ソリューション推進グループ

石川 淳也 氏

<プロフィール>
株式会社JSOL ソリューション&テクノロジー部 ソリューション推進グループ所属。
システムエンジニアとして、業務アプリ開発、システム基盤構築、社内開発標準の整備・適用支援などの業務に従事。現在は、モバイル分野を中心に、技術調査や検証、新技術を用いたソリューション企画を担当。技術士(情報工学部門)。

【16:00~16:10】(10分)
休憩

【16:10〜16:50】(40分)
「エンタープライズにおけるビッグデータ活用とGoogle Cloud Platform
~Fail Fast/Succeed First~」

昨今企業のデータ急成長の要因の一つである、スマートデバイスやInternet of Things からのデータ。このビッグデータをどう調理できるかで、企業の競争力が決まると言っても過言ではありません。
マルチチャネルで集まってくる情報を整理し、分析し、施策を打つために必要なインフラについて、事例を交えて、お話させていただきます。

グーグル株式会社
エンタープライズ本部クラウドプラットフォームセールススペシャリスト

奥 るみ 氏

<プロフィール>
国内SIer、外資系ITベンダーを経て、Googleに入社。Cloud Platform事業のビジネス開発と営業を担当。

【16:50〜17:30】(40分)
「『今』を分析するストリームデータ処理技術とその可能性」

ストリームデータ処理やCEP(Complex Event Processing)をご存知ですか?IoT(Internet of Things)やM2M(Machine to Machine)が実用化され、私たちの生活インフラが大きく変わっている中で、最も注目されている新しいデータ処理技術のひとつです。
本セッションでは、この新技術を基礎から解説、そしてこの新技術が実現する最新の事例を多数ご紹介します。IoTやM2Mを活用した新たなビジネスの創出、そしてシステム化のヒントになれればと思います。

株式会社 日立製作所
情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部 第2基盤ソフト設計部 主任技師

田村 和則 氏

<プロフィール>
1991年日立製作所入社。2008年のプロジェクト立ち上げ時から、日立のストリームデータ処理基盤の企画・開発・提案活動に従事。
昨今のM2M、IoT、ビッグデータの追い風を受けながら、ストリームデータ処理の更なる普及を目指して、国内外のお客様への提案活動や仲間作りに奮闘中。

開催概要

イベント名 2014.9.18 EnterpriseZine Day
IoT時代の企業戦略 ~"モノのインターネット"が企業ITにもたらす大変化
日時 2014年9月18日(木) 14:30 ~ 17:30 ※受付開始14:00
会場 グーグル株式会社 セミナールーム(Hanabi) [アクセス]
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
※2F(LL階)総合受付隣の特設受付にお越しください
主催 株式会社翔泳社
協賛 グーグル株式会社
株式会社JSOL
株式会社 日立製作所
参加料 無料 事前登録制
※協賛各社の該当・関連・同業企業の方、企業に属されていない方はご参加をご遠慮ください。

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