Session7 07/05 14:50 ~ 15:20
日本製鉄におけるデジタルトランスフォーメーション戦略の推進

日本製鉄は、生産・販売・物流・整備・購買・収益管理等、様々な分野において、1960年代から積極的にICTを取り入れており、これまでに整備してきた数多くの業務システムと、そこに蓄積された質の高いデータを膨大に保有していることが大きな強みです。一つひとつの部署や工場に分散している貴重なデータ資産を、先進的な情報技術や最新のデジタル技術を活用して有機的に連携させる「つなげる力」を強化し、データの高度利活用や圧倒的なプロセス制御・自動化を可能とする「あやつる力」の向上を目指しています。今回は、日本製鉄がデータを基軸に進めるDX施策や、それを支えるDX人材の育成についてご紹介致します。

星野 毅夫[日本製鉄]

日本製鉄株式会社
執行役員 デジタル改革推進部長、情報システム部長

1991年3月、東京工業大学大学院制御工学専攻を修了、同年4月新日本製鐵(当時)入社、設備技術センターにて鉄鋼電気制御設備の設計開発に従事。2005年、ローコードを用いた制御システムのアジャイル開発基盤(ROBOC.OP)を開発。電気制御系を軸足に、鉄鋼生産プロセス開発や設備技術領域を総合的に担当し、国内外の設備投資案件を数多く手掛ける。2017年からは室蘭製鉄所設備部長に就任し、鉄鋼設備における設計から保全までを一貫してマネジメント。2020年よりデジタル改革推進部長に就任し、データとデジタル技術を駆使して生産プロセス及び業務プロセスの改革に取り組むとともに、意思決定の迅速化、課題解決力の抜本的強化によるデジタル先進企業の実現を目指す。
2023年4月より、情報システム部長を兼任し、日本製鉄における戦略的デジタルトランスフォーメーション施策を推し進める。

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