社内新規事業制度において、アイデアの創出段階から一歩進め、いかに事業として立ち上げ・スケールさせるかという点に課題を抱えるケースは少なくありません。制度を単なる企画募集のイベントで終わらせず、企業の事業ポートフォリオへ接続するためには、出口を見据えたプロセスの設計が重要となります。
本セッションでは、2025年に従来の制度を抜本的に見直し、自前主義の限界を見据えてグローバルスタートアップや副業人材の活用へと舵を切ったヤマハの「TRANSPOSE」の事例に焦点を当てます。複数社で新規事業制度の立ち上げや伴走支援に携わってきた若手事業家を聞き手に迎え、ヤマハで「TRANSPOSE Innovation Challenge」の事務局を担う山本雄登氏の取り組みを深掘りします。
大企業特有の販売チャネルや商流を活かした「既存事業部への受け渡し」の現実解や、トップのコミットメントが得られない時期の事務局としての立ち回り、さらには数多くの不通過企画への対応に伴う社内コンフリクトなど、現場の若手事務局ならではの視点から実践知を語っていただきます 。
山本 雄登[ヤマハ]
ヤマハ株式会社
新規事業開発部TRANSPOSEグループ / 研究開発統括部先進技術開発部社会共創グループ・主事
2017年ヤマハ株式会社入社。情報システム部にてグローバル製品情報サイトの開発・運用を担当。同部での実体験を起点に新規事業提案を行い、社内プログラムの最終審査を通過。2021年より社内新規事業創出プログラムの事務局に参画し、昨年TRANSPOSEへリニューアル。併せて研究開発統括部にて、技術を新たな価値へ変換する探索活動を担当。