SB-1 12/08 13:00 ~ 13:40
Society5.0時代の「鍵」となる日本の戦略について

  

Society5.0時代には、分野を横断して様々なシステムが連携し新しいサービスが創出されると期待されています。他方、その礎となるはずのデジタルインフラの現状は業種・省庁・企業ごとにバラバラでサイロ化し、日本企業はデータ駆動型のビジネスを十分にできずに海外の巨大IT企業にデータをとられている状況です。次の時代に日本企業が巻き返すためには、縦割りを打破し横串を通す新たなデジタルインフラが必要ですが、その成功はシステム全体の見取図(デジタルアーキテクチャ)を産学官で作れるか否かにかかっています。
本セッションでは、経済産業省が考えるデジタル戦略の次の一手について、現在の取組状況を交えながらご紹介します。

沼尻 祐未[経済産業省]

経済産業省
商務情報政策局 情報経済課 アーキテクチャ戦略企画室 室長補佐

2014年、経済産業省に入省し、資源エネルギー庁にて天然ガス・レアメタル等の資源戦略や、再生可能エネルギー政策を担当した後、大臣官房総務課にて官邸や関係省庁との調整役を務めました。2018年6月より現職に就き、経済産業省のデジタル戦略のコンセプトである「Connected Industries」の実現に向けて、「ものづくり」「自動走行・モビリティ」等をはじめとした産業分野のAI・IoTやデータ活用を推進する政策の主担当を務めています。