IT導入にあたってベンダに提案を求める提案依頼書(RFP)に何を書いたら良いのかわかないという声をよく聞きます。本当にユーザ企業の運営に寄与するシステムを、コスト・納期・品質を遵守する中で、ユーザ企業の担当者は、RFPで何を伝え、何を保証してもらえば良いのでしょうか。
また、一方でITコンサルやベンダは常にユーザ企業の一歩先を行き、ともすると曖昧になりがちな相手のニーズをはっきりとした結果で出すことが求められています。そのためには、発注者視点でものを考えることが重要になってきます。
本講座では、細川義洋氏が務めるIT調停委員の経験の中で見聞きしたITトラブルから得た知見や、大手ITベンダで自ら経験した事例を元に、RFPに書くべき基本的な事項から、ユーザの真の課題を解決する提案を得るために必要な記述、ベンダに安全なプロジェクト運営をさせるために約束してもらうべき事項について、ワークショップも交えながら紹介します。
ユーザ企業のシステム担当者、責任者、CIOの方だけでなく、ベンダ側、SlでPMやコンサルの立場に立つにもぜひ、受講いただきたい講座です。
受付を終了いたしました。
下記の方を対象としています。
※準備するものは特にありません。(筆記具だけお持ちください。)
【参加特典】
10:00~ | RFPとは ? ― RFPを書く目的と記載概要 - |
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11:00~ | プロジェクトの目的・方針を定義する |
13:00~ | 目的・方針から基本要件を導出する |
14:00~ | ワークショップ(プロジェクトの目的・方針の記述と基本要件の記述) |
15:00~ | ベンダにプロジェクト管理手法の提示を求める |
16:00~ | プロセスと成果物の品質保証を求める |
細川 義洋(ほそかわ よしひろ)
ITプロセスコンサルタント
東京地方裁判所 民事調停委員 IT専門委員
1964年神奈川県横浜市生まれ。立教大学経済学部経済学科卒。大学を卒業後、日本電気ソフトウェア㈱ (現 NECソリューションイノベータ㈱)にて金融業向け情報システム及びネットワークシステムの開発・運用に従事した後、2005年より2012年まで日本アイ・ビー・エム株式会社にてシステム開発・運用の品質向上を中心にITベンダ及びITユーザ企業に対するプロセス改善コンサルティング業務を行なう。現在は、東京地方裁判所でIT開発に係わる法的紛争の解決を支援する傍ら、それらに関する著述も行なっている。
おもな著書に、『なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術』 日本実業出版社、『「IT専門調停委員」が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則』。
名称 | 1日で身につける!ITプロジェクトを成功に導くRFP書き方講座 |
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日時 | 2016年5月12日(木)10:00~17:30 (受付開始/9:30~) |
会場 | 株式会社翔泳社 1F セミナールーム |
参加料 | 49,000円(税抜) |
定員 | 20名 |
問い合わせ | DB Online Academy運営事務局(E-mail:dba_info@shoeisha.co.jp) |