Kubernetesやクラウドサービスなどの普及によって、現代のサービスのリリースサイクルは加速する一方です。より良いアプリケーションを、ユーザへすぐに提供ができる環境が整いつつあります。
さて、そんな中で皆さんは監視についてどれだけ力を入れているでしょうか。サービスに対して、クリティカルではないために、あとに回されがちです。しかし、監視はサービスの異常を私達に届け、対応するための最後の砦です。
CNCF(Cloud Native Computing Foundation)では、Observability(可観測性)を実現したシステムが、Cloud Nativeなシステムと謳われています。これは、異常検知だけではなく、サービスの傾向を可視化し、事前にサービスの状態を把握できるようにするものです。
しかし、そんな監視は一朝一夕で作り上げることのできるものではありません。本セッションでは、私がこの半年、0から監視を学び、構築してきた経験に基づいて、Cloud Nativeな監視とは何なのか。そして、それを始めるにはどうしたら良いのかご紹介します。