夏サミは、開発者の祭典であるデブサミのコンセプトと異なり、デベロッパーが事業価値を上げる役割を担える可能性がある技術領域にフォーカスしてお届けしております。ややもすると、コストカットの側面で語られがちなエンタープライズITの世界で、ITによってプラスの局面を創発し、開発者自身の生存戦略としての役割の拡大を提案すべく、夏サミを開催しております
各セッションのtogetter、講演資料、参戦レポート、撮影写真等を紹介して頂きました。
内容はこれからも随時更新されていきます。
DevOpsというムーブメントが示すものとはいったい何なのかを改めて整理しつつ、それを構成する技術要素、およびそれを構成する技術者の姿勢から、その先にどのような成果が生まれるはずなのか、講演者のさまざまな意見を聞いていく。
最近DevOpsという言葉を頻繁に見かけるようになりましたが、DevOpsとは何なのか?については人によって解釈が異なっており、 もやっとしたバズワードのように感じてしまうというのが現状ではないかと思います。 本セッションでは、DevOpsとは何なのかを明らかにしつつ、DevOpsと密接な関わりのある組織や開発手法や自動化ソリューション、ツール群との関係性をお話しします。
生き物にとって、生きることは究極的な目的です。そして生きるために、海の生き物 には海の、陸の生き物には陸の生態系があり、地球上で“共存”しています。でももし 地球環境が大きく変化し、生きるために“共存”ではなく“共生”が必要となったら、生 き物はどう進化すべきでしょうか。
DevOpsとは、こうした“共生”に向けた進化に対する議論に他なりません。そしてこ の議論をする上では、海か陸どちらかの生き物の視点だけに立脚するのではなく、全 体を俯瞰することが重要です。日本CAは長年にわたり運用系ソフトウェア分野で蓄積 してきたノウハウをもとに、いままで開発的視点を中心に語られることの多かった DevOpsに運用的視点を加え、ITライフサイクル全体を俯瞰した進化の姿である DevOps@CA をご紹介いたします。
DevOps のムーブメントは、Enterprise にも影響を及ぼしつつあります。ビジネスに貢献できる戦略的な IT を実現するために DevOps がテーマとして取り上げられてきています。
本セッションでは、Enterprise での DevOps について俯瞰し、その必要性、対象、目標を紹介し、DevOps の課題と解決策についても Microsoft のソリューションの紹介とデモンストレーションを交えながら見ていきます。
開発ツールベンダーとしてでもなく、システム管理ツールベンダーとしてでもない、プラットフォームベンダーとしての Microsoft が考える DevOps について凝縮してご紹介します。ぜひご参加ください。
インターネットサービスプロバイダであるIIJでは、自社のサービスを安定運用するために、大量のログやトラフィック情報を取得し解析しています。このような大量データの処理と言えばHadoopを用いることが多いですが、IIJ ではHadoopを用いずに自らの手で分散処理ソフトウェアを開発し、活用してきました。本講演では、わざわざ自分達で開発した理由、その仕組み、そして実際に多数のサーバからなる分散処理環境を運用してみた経験について説明します。
DevOpsは何がいいのか?やってみてどんなところにつまずいたのか?
先駆者たちに赤裸々に語って頂きます。
近年、SIerの間でも急激に注目を集め始めたHTML5などのWeb技術は、業務システムのような特性を持った分野にこそ、適用が求められることになるでしょう。2014年のWindowsXPサポート終了によるOS移行、IE6特化の既存資産の維持、クライアントリッチ化に伴う開発スタイルやスキル体系の変化など、SIer特有な多くの悩みを現場は抱えているかと思います。
HTML5は、CanvasやWebSocketのような派手な技術に注目を集められがちで、こうした課題とは一見無縁にも思えるでしょう。しかし、HTML5はその存在自体が多くの技術へ良い影響を与え、優れたソリューションを生み出し、企業システムにイノベーションを起こそうとしています。
今回は、SIerの視点から見た、HTML5などのモダンなWeb技術の活用方法や付加価値について、ご紹介します。
デバイス向けアプリケーションのニーズが高まり、多くの開発組織が新しい開発プロジェクトを始めていますが、なかなかこれまでのプロセスや考え方ではうまくいかず、「もうアプリ開発はしたくない」といった話もよく聞くようになりました。そもそも、なぜそのような新しいやり方が必要になっているのでしょうか。典型的な失敗の原因について考え、どのようなアプローチが必要になるのかお話ししていきたいと思います。
本講演では、ウェブセキュリティの基礎知識から最新トレンドに加え、まさに今求められている、ウェブサーバの負荷軽減とセキュリティ強化を両立できる画期的な次世代暗号アルゴリズム「ECC」をわかりやすく解説します。
スマートフォンの利用者情報を盗むようなアプリがある一方、正当な理由により利用者情報を取得するアプリもあります。しかしながらユーザにとっては区別がつかず非常に不安を与えているのが現状です。
このような状況の中、アプリケーションの開発者は、どのようにしたら、「安心安全なアプリケーション」をユーザに届けられるでしょうか。
本公演では、アンドロイドの話が主体となりますが、他のモバイルプラットフォームでも参考になるようにお話をしたいと思っております。
[セッション概要]
安全、快適で低炭素なモビリティ社会を目指し、ビッグデータを活用したホンダの取り組みと、グローバル展開をタイからスタートした、HondaLink及びHondaLink Navigationについて解説します。
[デブサミ事務局より]
本講演は、デブサミ2013で多くのリクエストを頂戴しました。グローバルカンパニーが、IT技術の先端を社会にどう活かしたのか、という技術的事例です。その後のアップデート含む再演となりますので是非お聞きください。
ウェブサービス業界では開発サイクルの高速化に伴ってDevOpsと呼ばれる“開発と運用の協業”が注目されています。SIでもDevOpsで使われるようなツールを利用し、顧客をはじめとする利害関係者が協業することで価値あるシステム開発が実現できます。
本講演ではSIの現場においてアトラシアン社のJIRA(BTS/バグ・トラッキング・システム)やBamboo(CIツール)といったものを組み合わせることで、どうやって開発チームが顧客や運用チーム、あるいはオフショアチームと協業しながら作業を進めるべきかについて事例を交えた紹介をします。
クラウドファーストの時代になり、SIerのシステム開発においても「作る、運用する」から「組み合わせる、使う」へと変化が起こり、ビジネスの変革が求められています。その中で、エンジニア自身も「クラウド活用人材」や「クラウドブローカー」へのクラスチェンジが必要となっています。そこで、国産業務PaaSであるSPIRALを例に、業務PaaSを使うと何ができるか、どう便利になるのか、何を学ばなければならないのか等を、PaaSベンダー、実際に利用したソフトウェア開発企業との対談を通してご説明します。
企業システムの開発において、Javaベース開発の効率を異次元のレベルまで 高めるフレームワークGrailsおよびGroovy関連技術についてご紹介します。 SpringやHibernateを使用した既存システムをGrailsで更改していく方法論 や、SIerにおいてOSSフレームワークを適用普及するための苦労やノウハウ について紹介します。
Androidと言っても、市場には複数のOSバージョンや、様々な大きさのデバイスが共存しています。それゆえ、Androidアプリケーション開発において、マルチバージョン・マルチデバイス対応は大きな課題となっています。本講演では、その対策の一例をご紹介します。
OpenStackのようなマルチノードで構成されるシステムに対して分散開発×CIを実施する際、「試験に必要な物理サーバ数が非現実的な数にすぐ爆発する」という切実な問題があります。 この問題への解決策として、「OpenStack上でOpenStackを動作させ、並行でテストを実施/CIを駆動する」という試みを実施し、実現しています。
具体的なモデル及び遭遇したトラブル等をご紹介いたします。
私は就職するまでITにあまり関わりが無く、「システムエンジニア」という職種すら良くわかっていませんでした。
「ぐぐる」ってなにそれ。おいしいの?ぐらいのレベルでした。
そんな私が、今やプログラムを書いてwebシステムを作り、仕舞いには新しいサービスの企画を考えアプリの企画コンテストに出場できるようになったのですがその大きなきっかけとなった技術コミュニティへの参加に至るまでや参加して感じたこと、参加後に変わったことについてお話をさせていただきたいと思っています。
IT業界では社外での勉強会やカンファレンスへの主体的な関わり方からコミュニティとしての機能が活かされ、個人の活性化につながっていると考えています。社内の自主的な勉強会も社外で得たエネルギーを元に良い方向に向かっていると言えます。しかし、企業側が用意する研修については、まだ受けさせられているという感じや、時には現場感の欠落を感じて参加意識が弱くなり、有効に使いきれていない感じがあります。そこで、昨年から社内の研修を担当することになった自分の経験を元に、社内の研修を活かす方法を語りたいと思います。
基本設計工程における、設計要素に対してアウトプットを中心に一つの要素を30秒くらいで見ていきます。たった30秒ですので説明しきれないものも当然ありますが、設計要素をざっと見たいという方は是非ご参加ください。
たとえスポットライトを浴びていなくても、やれることはたくさんあります。仕事をしていると非効率なことや不思議なことに遭遇することはよくありますが、周りは待ってくれません。応急措置的にその仕事はやっつけるとしても、並行して一般解を考え、次に備えてツールを作ってしまいましょう。初回はちょっとたいへんですが次回は楽になるし、どうあるべきかを、実際にモノを動かして説明することができます。これからも四方にアンテナを張り、そして自分だけでなくみんなの仕事に役立ちたい、という気持ちです。
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