アジャイルチームが立ち上がるときに、プロセスやプラクティスを重視してしまい、チームの成長が見えにくく、鈍化してしまうことがありました。そこで私たちは2つのことに着目しました。1つはアジャイルマニフェストの4つの価値観。1つはパタンランゲージ。この2つを組み合わせて、チームは4つの価値観に照らし合わせながらチームの知見をパタンランゲージとしてスプリント毎に成長させました。チームがアジャイルの価値感を体現して成長するためのパタンランゲージづくりを紹介します。
渡辺 知恵美[筑波技術大学]
筑波技術大学准教授/筑波大学非常勤講師
専門はデータ工学で特にプライバシ保護技術に興味を持つ。
2013年から筑波大enPiTでアジャイル・スクラムを活用したPBL教育に従事。
2019年からは筑波技術大学で聴覚障害学生を対象に情報科学を教えるとともに、彼らの発想の独自性を生かしたプロダクトマネジメント教育について模索中。
川口 一画[筑波大学]
筑波大学システム情報系助教
専門はHCI、コミュニケーション支援に関する研究に従事。
2010-2014年に大手電機メーカにて携帯電話の機構設計業務に従事した後、退職し博士課程に進学。2018年より現職。現在、筑波大学enPiTにおいてアジャイル・スクラムを活用したPBL教育に従事。
早瀬 康裕[筑波大学]
筑波大学システム情報系助教
専門はソフトウェア工学。ソフトウェアリポジトリ分析を基軸として、開発支援技術と開発者コミュニティ分析の研究に従事。2007-2010年に大阪大学特任助教として、PBL 型ソフトウェア開発教育プログラム IT Spiral の講義・演習を担当。
2011年より現職。筑波大学enPiTでアジャイル・スクラムを活用したPBL教育を担当し学生チームと一緒に悩む日々を送っている。