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若手エンジニアの登竜門「Developers Boost 2021」優秀セッション再演!

翔泳社では、デブサミのスピンオフとして、若手エンジニア向けのカンファレンス「Developers Boost 2021(デブスト2021)」を2021年12月11日にオンライン開催しました!
本セッションでは、デブストにおいて来場者へのアンケート結果を元に選ばれたセッションを再演します。


【事業をスケールさせるエンジニアたち ~技術のコモディティ化にエンジニアは敗北する~】石垣 雅人[DMM.com]
本セッションでは、近年の技術のコモディティ化によって「エンジニア自身がコモディティ化してしまう」というテーマにフックに、これからのエンジニアが目指すべき道標の1つお話できればと思います。

今までなかった技術が登場しても、すぐに製品化され、皆が平等に利用可能な「武器」となります。
すべてが、X as a Serviceになり技術の平均化が行われると(誰が実装しても大体同じにできる)、いちエンジニアがもたらすパフォーマンスにも差異がなくなっていきます。エンジニアもコモディティ化するのです。
最近では「No Code」も発展し、実際に複雑なコーディングをしなくてもアプリケーションが作成可能になりつつある中で、私たち技術者はその波に押され、エンジニアとしてのスキル「だけ」では淘汰されてしまいます。

エンジニアが進むべき道は大きく分けて、武器を作りコモディティ化を促進する側か、武器を使い倒して事業を作りスケールさせる側かの大きく分けて二択。 しかし、どちらに舵を切るとしても今後必要になるのが、一部の天才を除いては「コードを書く」というシンプルな行為だけでは勝てない世界になっていきます。今回は、そうした中でエンジニアリングを武器に事業のスケールに注力したエンジニアたちについてお話します。


【成長の秘訣はスクラム?楽しく学ぶOJTの作り方】穴水 崇裕[リコーITソリューションズ]
ここ数年で世の中が大きく変化し、リモート主体の働き方をする現場が増えました。

新入社員は業務への不安だけではなく、コミュニケーションも今まで以上に不安を覚え、いきいきと働くのが難しい環境になっています。 そのため、OJTではスキル面の育成だけではなく、メンタルケアなど精神面のフォローも重要となっています。

本セッションでは、OJTにスクラムを活用し、日々の行動に自信を持って成長してもらうための取り組みについてお話しします。


【制約が多い大きなプロダクトに新卒で飛び込み、バリバリ案件開発に貢献するようになるまでの道のり。】河内 友佑[リクルート]
タウンワークには、歳月を重ねることで複雑化した組織とシステムがあり、ソースコードに目を向けても継ぎ接ぎしてきたエンハンスの形跡、改修の歴史があります。 開発に従事するエンジニアはこれら全てを把握して初めて大きな障害のないリリースを積み重ねることができ、事業価値に貢献できます。
右も左もわからない新卒エンジニアだった私がフルリモートの環境で技術だけでなく、これらの制約を高速でキャッチアップし、配属から1年を経て案件開発を牽引するまでに至った取り組みの数々を紹介します。技術と既存コードの理解、品質担保、事業理解という3軸で試してみたことの良し悪しも含め赤裸々にお話します。

石垣 雅人[DMM.com]

合同会社DMM.com
メンバーシップサービス部 部長 兼 VPoE室

エンジニア 新卒入社
2017年より、DMMにおける3500万会員のID基盤、認証基盤のプロダクトオーナー、2020年よりDMMの入り口である総合トップなどを管轄する総合トップ開発部の立ち上げを行い、部長を務めた。
現在は、事業の立ち上げ→スケールから、ID・認証を管轄するメンバーシップサービス部の部長、DMM全体のエンジニア・デザイナー組織課題を解決するVPoE室を兼務。
著書 『DMMを支えるデータ駆動戦略』(マイナビ出版,2020)

穴水 崇裕[リコーITソリューションズ]

リコーITソリューションズ株式会社
エンベデッドソリューション事業部 北海道開発センター 第3開発部 第2グループ

2017年にリコーITソリューションズ株式会社に入社後、iOSエンジニアとしてアジャイル開発を社内で実践しています。
日々の開発や個人学習で得た知見を社内で発表したり、社外の勉強会情報を共有し一緒に学ぶ仲間を増やす活動など、学ぶ文化の醸成に貢献しています。
最近はアジャイルやDDDのコミュニティへ参加し日々学習しています。

河内 友佑[リクルート]

株式会社リクルート

2020年 株式会社リクルートに新卒で入社、同年からタウンワークのネイティブアプリ開発チームに配属。iOSアプリを担当。
2021年 Androidへの関与を始め、現在はAndroidアプリ開発を担当。
入社前はアルバイト先の勤怠・シフト管理システムなどの開発に参加したりしていましたが、ネイティブ開発は未経験で入社後にキャッチアップしました。
現在はオフショアと協働しながら、開発力だけでなく、コミュニケーション、マネジメントなどを学習しています。