18-E-9 02/18 17:40 ~ 18:45
10年を10分で語る!? 老舗コミュニティ/カンファレンス運営者LT

言語やサービスなど、さまざまなテーマのもとに、多くの開発者が集まるコミュニティ(カンファレンス)。みなさんの中にも、一度は聞いたことがある、もしくは実際に参加したことがある方も多いのではないでしょうか。
変化が大きかったこの10年、こうしたイベントを運営する方々はどのように変化をとらえ、対応してきたのでしょう?
デブサミ2022では、10年以上の歴史を持つコミュニティの方々をお招きし、ライトニングトーク(LT)を開催。気になるコミュニティのことはもちろん、この10年でコミュニティがどの様に変化してきたのかを知れるチャンスです。このLTを聞いた後、コミュニティ活動に対する見方が変わること間違いなし!

【JAWS-UGの10年とコミュニティの歩きかた】吉田 真吾[JAWS-UG]
JAWS-UG(AWS User Group -Japan)は誕生から12年目を迎え、いまなお参加者の拡大する稀有なコミュニティになりました。このセッションではJAWS-UGの歴史をふりかえるとともに、コミュニティの運営形態、個人の成長戦略までふくめて、コミュニティを通じたエンジニアのモチベーションの探しかたや、キャリアや個人の幸福度に良い影響を与える方法。また、初心者から上級者にいたるまで明日から必ず役に立つコミュニティの歩きかたノウハウをご紹介します。

【八半世紀コミュニティを運営したら分かること】市谷 聡啓[DevLOVE]
DevLOVEは2008年6月21日より活動を開始しました。このコミュニティがこれほどまで自分の人生においてポジションを得て、影響を与え続けるとは思ってもいませんでした。
八半世紀を越えて、このコミュニティは何だったのか、そしてこれからどこへと向かうのか。分かっていることはただ一つ、何だってやってみないとわからない、やってみたら後で繋がる。
今、あらためて必要と思うことをお伝えします。

【PyCon JPの10年と、コミュニティに参加すること】清水川 貴之[PyCon JP]
PyCon JP最初のイベントは2011年でした。その前年2010年秋にイベント企画を始めましたが、当時は有料カンファレンスにどれだけ参加者が来てくれるのか分かりませんでした。それから10年、色々ありながらもイベントを毎年継続できています。
PyCon JPは「他のPythonプログラマーに出会える場所」として始まり、そこに行けばたくさんのプログラマー仲間との出会いがあります。これは10年経った今でも変わりません。PyCon JPというコミュニティーに参加したことによる私自身の変化、そして、コミュニティとうまくつきあっていくコツをお伝えします。

【Androidと歩んだコミュニティーの14年】杉山 由朗[日本Androidの会]、嶋 是一[日本Androidの会]
日本Androidの会は、Androidの普及を促進しAndroidの注目度を上げることを目的に2008年に設立されたユーザーコミュニティーです。現在も2万人を超える会員と、30を超える地方支部により、メーリングリスト運営や、Androidの祭典「Android Bazaar and Conference(ABC)」を継続して開催しています。長期にわたり活動できているのは、自律分散した活動方針や、多様な技術者の参画とそのスキルの活用、そして本コミュニティーを支援する目的で設立した特定非営利活動法人 日本Androidの会の存在などにあるのではないかと考えています。運営する中でこれまであった紆余曲折を紹介しつつ、直近、伊豆大島で開催したABCの地方開催版「ABCD」の様子を紹介します。


吉田 真吾さん監修『AWSによるサーバーレスアーキテクチャ』の詳細はこちら
市谷 聡啓さん著書の詳細はこちら

吉田 真吾[JAWS-UG]

JAWS-UG
株式会社サイダス 技術本部 取締役CTO / AWS Serverless Hero

2011年からJAWS-UG(AWS User Group -Japan)に参加し、横浜支部や東京支部の運営をしている。コミュニティへの貢献を通じてAWSエキスパートとして自己成長から転職や起業をしてきたコミュニティとキャリアが切っても切れないライフスタイルを実践している。
近年はServerless Community(JP)など複数のコミュニティの立ち上げ・運営をリードしており、コミュニティ運営のプロでもある。

市谷 聡啓[DevLOVE]

DevLOVE
株式会社レッドジャーニー 代表

サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自らの会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。訳書に「リーン開発の現場」がある。著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」がある。

松田 明[RubyKaigi]

RubyKaigi チーフ・オーガナイザー
Asakusa.rb



清水川 貴之[PyCon JP]

PyCon JP
株式会社 BeProud 取締役 / IT Architect

2003年にZope2をきっかけにPythonを使い始め、その頃からオープンソース等のコミュニティー活動を始めた。2011年のPyCon JP立ち上げから参加し、現在は一般社団法人PyCon JP Associationの会計理事を務める。複数のPython関連イベント運営のかたわら、カンファレンスや書籍、OSS開発を通じてPython技術情報を発信している。
著書/訳書に『エキスパートPythonプログラミング 改訂3版』『自走プログラマー』『Pythonプロフェッショナルプログラミング第3版』『独学プログラマー』『Sphinxをはじめよう第2版』がある。

杉山 由朗[日本Androidの会]

日本Androidの会

学生時代に日本Androidの会も参画していたイベントでスタッフを務めたことをきっかけに、2016年より日本Androidの会コミュニティ運営委員のうちの1人となる。
その後、日本Androidの会のイベント「Android Bazaar and Conference」の実行委員長を地方開催含めて2度経験、ほかに休止状態だったセキュリティ部の再始動などに関わった。
これといった休日の趣味はないものの、最近様々なところから幅広いことに相談を受けることが増えたため、OSS調査やコード解析をするなど、様々な技術分野の調査/勉強をしている。

嶋 是一[日本Androidの会]

特定非営利活動法人 日本Androidの会 理事長
株式会社KDDIテクノロジー CTO

モバイルとインターネットの技術普及と人材育成を目的に、モバイル関連の技術開発、Androidコミュニティー運営、執筆などを行う。MCPC 人材育成委員会モバイルシステム技術検定プロジェクト 副主査、国際技能五輪大会モバイルアプリ選手強化委員、玉川大学非常勤講師、東京電機大学非常勤講師として、モバイル技術普及活動に参画。著書に「Google Android入門 2008技術評論社」他。「5G教科書 2018インプレス」寄稿、他。最近の趣味はストリートピアノでの演奏。

【司会】小林 真一朗[翔泳社]

株式会社翔泳社
CodeZine編集部

1995年生まれ。埼玉県出身。シリコンバレーにある大学で哲学を専攻。2019年に新卒で翔泳社に入社し、同年6月よりCodeZine編集部に配属。よろしくお願いします!