C-9 07/21 17:50 ~ 18:30
DevOpsと何が違うの? 開発生産性向上のために知っておきたいDevOpsの現在と発展

「DevOps」という言葉が広まってから10年以上が経ち、さまざまな技術や手法との組み合わせによって多様な進化を遂げています。
しかし、日進月歩の技術の世界ではキーワードばかりが独り歩きし、「何が実現できるのか」「そのためには何から始めたらよいのか」を見失ってしまいがちです。
そこで本セッションでは、まずDevOpsの最新動向をご紹介いただいたうえで、「MLOps」と「DevSecOps」、2つのDevOpsの発展形について、実践者に解説いただきます。
DevOpsの現在地を知り、開発生産性向上に向けたヒントを持ち帰っていただければ幸いです。

【MLOpsはDevOpsと何が違うの? 2022年における機械学習の開発生産性】澁井 雄介[Launchable]
MLOpsは機械学習を実用化し、運用する方法論です。機械学習はプログラムで書かれるため、ソフトウェアの一部であると言えます。しかしDevOpsとは別にMLOpsというメソドロジーが確立され発展していっているのは、機械学習の開発が従来のソフトウェアエンジニアリングの枠に収まらない不確かさと内包しているためです。本セッションでは機械学習をエンジニアリングするMLOpsについて、課題やアプローチを事例とともに解説します。

【DevOpsの成り立ちと最近の動向 (知ってる範囲で)】川口 恭伸[DevOpsDays]
DevOpsDays Tokyo というカンファレンスを2017年からやっています。DevOpsという言葉はどこから来たのか、私たちはどうして DevOpsDays Tokyoをやっているのか、そして最近の動向などを知っている範囲でお話しします。

【アプリケーション開発者目線で語る、明日から始めるDevSecOps】横田 紋奈[JFrog Japan]
DevSecOpsは開発と運用に加えてセキュリティも協力してサービスの改善を目指す考え方・取り組みです。ここでは、開発や運用をメインに担当している方がどのようにセキュリティと向き合っていったら良いかについて考えていきます。スピーカーはかつてセキュリティに関心を持てていなかった(ことを反省している)開発者です。情報漏えいやOSSの脆弱性などに関するニュースも多く出回る昨今、何かに取り組まなきゃと思っているけど踏み出せない方、一緒にDevSecOpsを始めませんか?

澁井 雄介さん著『AIエンジニアのための機械学習システムデザインパターン』の詳細はこちら
Ask the Speaker(Q&Aコーナー)を実施する場合は、記載しているセッション終了時間頃より5分程度、同じ配信ページ上で行います。

澁井 雄介[Launchable]

Launchable, Inc.
エンジニア
MLOpsコミュニティ

Launchable, Inc. MLOpsエンジニア。フルスタックエンジニアとして、バックエンドの開発を行いつつ、コードテストの実行を効率化するための機械学習基盤の開発、実用化に従事。過去にはSIer、外資系ソフトウェアベンダー、スタートアップで新規プロダクトの立ち上げ、大規模システム運用、チームマネジメントなどを多数経験した。著書に『AIエンジニアのための機械学習システムデザインパターン』(翔泳社)がある。

川口 恭伸[DevOpsDays]

一般社団法人DevOpsDays
代表理事
品川アジャイル

北陸先端科学技術大学院大学修了ののち、金融情報サービスベンダー(株)QUICKにてデータメンテナンス/システム開発、プロダクト/サービス企画開発、仮想化インフラ構築などを担当。2008年スクラムに出会い、パイロットプロジェクトを始める。2011年イノベーションスプリント実行委員長、2011年からスクラムギャザリング東京実行委員。2012-2018年楽天にてアジャイルコーチ。楽天テクノロジーカンファレンス2012-2017実行委員。「Fearless Change」「ユーザーストーリーマッピング」監訳、「Joy, inc」「ScrumMaster the Book」共訳、「アジャイルエンタープライズ」監修。認定スクラムプロフェッショナル。ジム・コプリエン、ジェフ・パットン、ミッチ・レイシーなど、認定スクラムトレーニングの運営・共同講師経験多数。2021年8月よりホロラボに入社。

横田 紋奈[JFrog Japan]

JFrog Japan 株式会社
JJUG, Java女子部

早稲田大学国際教養学部卒、元バックエンドエンジニアのエバンジェリスト。これまで所属した様々な規模・業種の会社での経験をいかして現場目線を忘れない登壇をしたいと常々考える。また、ビギナー向けセッションが得意。過去の登壇をきっかけに生まれたのが著書『いちばんやさしいGit&GitHubの教本』。
コミュニティ活動にも携わっており、Java系のコミュニティ2つで運営メンバーを担当。

【司会】小林 真一朗[翔泳社]

株式会社翔泳社
CodeZine編集部

1995年生まれ。埼玉県出身。シリコンバレーにある大学で哲学を専攻。2019年に新卒で翔泳社に入社し、同年6月よりCodeZine編集部に配属。よろしくお願いします!