恩送りとは「誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること」。エンジニアとして「あの人に出会ったから」「あのコミュニティに参加したから」今の自分がある、というエピソードをお持ちの方もいるのではないでしょうか。本セッションでは、エンジニアコミュニティにおける「恩送り」をテーマに、「誰かから受けた恩」についてや、「恩送りをしていきたいこと」「恩送りをしたエピソード」などについて5人のスピーカーにお話いただきます。
【Contributionとカンファレンス登壇への背中を押して頂いた方々へ】/山下 雅人[アイキューブドシステムズ]
3年前に製造業から転職し、何も知らなかった私が今では様々なリポジトリにPull Requestを送り、LTやカンファレンスへの登壇、カンファレンスの運営まで携わるようになりました。
今の私があるのは、OSS Contributionや登壇へのきっかけを作っていただいた会社のメンバーや、コミュニティの方々のおかげです。
このセッションでは、このきっかけを作ってくれた方や背中を押してくれた方、コミュニティへのありがとうと、次の人へバトンをつなぐためにしていることを話します。
【目黒雅叙園の廊下を懐かしむ】/佐野 友則
デブサミ2013が行われていた目黒雅叙園。
セッションの裏で行われた廊下トークにより私の人生は大きく変わりました。
本セッションでは、デブサミの廊下の素晴らしを体験談をもとにお伝えしたいと思います。たくさんの学びや出会いがあります。
現地開催が復活した際には、ぜひセッション中の廊下も楽しんでもらいたいと思います。
【地域技術コミュニティに参加して感じたコミュニティの大切さと新たなキャリア目標】/佐藤 由久[JFrog Japan]
コロナ禍をきっかけにリモートワークを導入した企業が増え、実際にリモートワークを働き方として選択して都市部から移住する人も増加しました。特に地方でフルリモートワークを選択する場合、人との繋がりや学びの場をどのように持つかを課題に感じる場合があります。発表者がコロナ禍以前より地方でフルリモートワークを行っている経験を通して「地域技術コミュニティ」の存在に助けられ、コミュニティ参加を通して新たなキャリア目標へ取り組んでいることを紹介します。
【カンファレンスやったりデブサミ出たりしてたらびっくりするほど人生変わった】/中道 一志[ヌーラボ]
私はコミュニティのおかげで今の生活があります。
当時広島に住んでいた私はオンライン化に伴って全国のコミュニティに参加し、それまで出会うことのなかった方々との交流に夢中になりました。
昨年子どもが生まれて、今までの働き方に疑問を覚えるようになりました。もっと子育てにふさわしい環境や働き方があるのではないのか?転職を考えた時に、これまでコミュニティで出会った方々が手を差し伸ばしてくれました。
先輩方が私を見守り背中を押してくれたように、今度は私が皆さんの背中を押せるよう話します。
【恩送りの6500日】/和田 卓人
突然の事故で師を失い、私は頂いた恩を送り始めました。デブサミ2023は、それから数えてちょうど6500日になるようです。
この講演では、恩送りをするようになってから人生がどう変わったか、恩送りするようになった前後のことや、6500日間のことなどを話したいと思います。
佐野 友則
計画駆動の組織から、デブサミでの出会いを経て適応型の組織へ転職。
スクラムマスター。