システムが成長し、携わる人が増えていくほど、その複雑性は高まります。「コードが読みづらい」「技術的負債が溜まっている」といった開発現場で感じるモヤモヤは、いわば成長痛なのかもしれません。
しかし、こうしたモヤモヤを解消しないことには、更なる成長は見込めません。
そこで本セッションでは、日々成長しているスタートアップ企業3社の皆様に、リレーセッションの形でリアーキテクティング事例をご紹介いただき、リアーキテクティングのきっかけや、実際にリアーキテクティングを進めるうえでの挑戦を語っていただきます。
技術的負債の返済や、プロダクトのスケーラブルな成長に向けて、複雑性の原因やきっかけを理解し、適切に対応するヒントを持ち帰っていただければ幸いです。
【フロントエンドの継続的なリアーキテクティング】森茂 洋[microCMS]
フロントエンドに関わらず一度作ったアーキテクチャが永遠に利用できることはほとんどないでしょう。
microCMSでは昨年アーキテクチャの刷新をはじめました。それは刷新して終わりではなく継続的に変化し続けることのできる、そして変遷を続ける(場合によっては巻き戻す)ことのできるアーキテクチャへの刷新だと考えています。リアーキテクチャとチームでの運用方法、半年経過してみえてきた`Pros and Cons`についてお話します。
【マルチプロダクトな事業成長に伴うシステムアーキテクチャと開発組織の変化を振り返る】小谷 優空[Ubie]
Ubieでは「同時多拠点突破」という理念のもと、toCの症状検索エンジン「ユビー」とtoBのユビーAI問診を中心としたマルチプロダクトを早期から展開しています。
それぞれのプロダクトが独立して進化したり、相互に連携したりしながら事業成長する中で、継続的に行ってきたシステムアーキテクチャと組織の改善事例を紹介します。
【100人規模のエンジニア組織でリアーキテクティングをするときに考えていること】白土 慧[アンドパッド]
アンドパッドには100人規模のエンジニアが所属し、中心となるRailsアプリやそれに接続するマイクロサービスを複数のチームで日々開発しています。
さらなる成長に向けて、私たちはリアーキテクティングチームを組織しリファクタリングを実行しています。
この取り組みを進める中で見つけた、課題発見・整理の方法、優先順位の決め方などについてお話しします。
Ask the Speaker(Q&Aコーナー)を実施する場合は、記載しているセッション終了時間頃より5分程度、同じ配信ページ上で行います。