本セッションでは、コードとテストから開発現場で活躍する和田卓人氏と、チームワークやモチベーションの観点からアジャイルコーチとして現場を支援するやっとむ氏をホストとして、ソフトウェア工学の研究者である森崎修司先生をお招きし、生成AIを今後の開発現場で活用する際の勘所を議論していきます。設計やテストをはじめとした様々なソフトウェア開発活動において生成AIの効果を報告した最新の研究事例を下敷きに、生成AIの得意なことと不得意なことを知り、具体的な研究結果を事例としてとらえ深掘りします。
森崎 修司[名古屋大学]
名古屋大学
大学院情報学研究科 准教授
博士取得後、インターネットサービスプロバイダでオンラインストレージサービスの開発に携わる。その後、奈良先端科学技術大学院大学、名古屋大などでソフトウェアエンジニアリングの研究に従事。ソフトウェア開発企業56社との共同研究、国内外の11人の社会人博士の学位取得支援や審査に従事。独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 「つながる世界の品質指針検討ワーキング・グループ」をはじめ3ワーキング・グループの主査を務める。現在、ソフトウェア開発での生成AI活用にむけた試行、実験に取り組んでいる。「なぜ重大な問題を見逃すのか~間違いだらけの設計レビュー」(日経BP)ほか5冊の著書、116篇の論文がある。