昨年の2023年12月にクラウド公開された大阪大学の量子コンピュータのシステム構成や運用について説明します。 量子技術という未知なモノに対して、どんな壁がありどう対処し、またどんな課題があるのかを説明します。 研究成果を元にIT技術でシステムを自動化し、運用している工夫についても説明します。
森 俊夫[大阪大学]
大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 研究員 2021年5月から大阪大学の量子情報・量子生命研究センターに着任し、国産初号機である理化学研究所の量子コンピュータクラウド公開の開発チームに参加しました。 また大阪大学では、世界最速の量子回路シミュレータであるQulacsを開発しており、それを始め様々なソフトウェアを開発しています。 大阪大学に入る前は、フリーランスでAIエンジニアをやっていました。Transformerモデルを使用した翻訳サービス等を開発運用していました。