普段皆さんが業務で行っているソフトウェア開発。個人開発もまた、エンジニアリングの醍醐味だと思っております。
本セッションでは、実際に個人で開発を進めている方に個人開発の楽しさや魅力を10分間のLT(ライトニングトーク)形式で語っていただきます。
セッション終了後には、実際に作成されたプロダクトのデモを見たり、製作者とお話したりする時間も設けております。ぜひこのセッションを聞いて、個人開発の魅力を存分に肌で感じてください!
【個人開発を楽しく続けるために心がけていること】宮崎 典行 [個人開発者]
ソフトウェア開発を通じて得られた発見や喜び、失敗から学んだ教訓などを元に個人開発を楽しく続けるために心がけていることを共有し、「自分もソフトウェアを開発してみたい!」と感じてもらえるような刺激をお届けします!皆さんが新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
【副業禁止エンジニアは個人開発の夢を見るのか~収益化にとらわれない個人開発のすゝめ~】幸浦 祐作[ダイキン工業]
最近「副業としての個人開発による収入アップ」が注目され、例えば「個人で作ったアプリで広告収入が〇〇万円」などの先駆者たちの体験談や取り組み方をまとめた記事を目にすることが増えています。
しかしながら、弊社のような昔ながらの慣習が残る企業では副業が禁止されているところも多いため、収入アップをモチベーションに個人開発を行うことは難しいのが現状です。
今回は同じ境遇にいる方や、より気楽に個人開発を始めたい方に向けて、私の体験談から、収入アップを目的としない場合の個人開発を継続するための考え方やメリットについてお話ししたいと思います。
【個人開発から公式機能へ:PlaywrightとRailsをつなげた3年の軌跡】岩木 祐輔[アイキューブドシステムズ]
ブラウザテストを行うためのMicrosoft PlaywrightをRuby on Railsから利用可能にするライブラリの開発を、2021年から3年間続け、Rails 7.1に組み込まれました。最初は利用者がいない中、オンライン勉強会やカンファレンス登壇を通じてファンを少しずつ増やしてきました。個人開発を続けるための工夫や、個人開発のライブラリが信頼されるプロダクトに育つまでの道のりについてお話しします。
【Twitter For PC-G850: Sunrise to Sunset】菅原 政行[Faber Company]
かねてから往年のポケットコンピュータPC-G850シリーズをTwitterクライアント化するハードウェアを手作りしていました。OSを搭載しないマイコンからTwitterへ直接通信するには独特の難しさがあります。HTTP通信、OAuth、JSONのパース、IME、文字コード、レンダリングまで、現在のWebを支える様々な技術を組み込みシステム上で実装する面白さをお伝えします。「レベルの低い」話題で、普段触らないレイヤーにも思いを馳せていただけると幸いです。
【Nekko Cloud、これまでとこれから ~学生サークルが作る、小さなクラウド】永見 拓人[千葉工業大学]、井上 裕介[千葉工業大学]、菊池 兼矢[千葉工業大学]
我々ネットワークコンテンツ研究会では、複数のメンバーが所有する自宅サーバーをVPNで繋ぎ、その上にプライベートクラウドを構築するプロジェクト「Nekko Cloud」を進めています。
これまでもこれからも、サークル内のプライベートクラウドだからこそ絞れる要件を最大限まで絞り、我々に合った形を模索していく、という姿勢は変わりません。
本セッションでは、我々がどのように「基盤構築における面白さ」を追求してきた / 追求していくつもりなのか、IaaS基盤や認証認可基盤、果てにはPaaSとIaaSの逆転計画などに触れながら紹介していきます。
幸浦 祐作[ダイキン工業]
ダイキン工業株式会社
2016年に製造業の会社に就職し、現在まで様々なIoTシステムやウェアラブルデバイスの開発を経験。
現在は社内の開発基盤となるリファレンスアーキテクチャの開発を行っている。
その傍ら、個人開発でWebアプリを開発、スマートフォン(Android/iOS)向けアプリを各ストアにリリース。
現在もデスクトップアプリの個人開発を行っている。