近年、ソフトウェア開発ではAIがコードを書くことが一般化しつつあります。しかし、その活用は「コードを書く」場面に限定されており、開発プロセス全体にAIを活用する取り組みはまだ十分ではありません。
もし、AIがただの指示通りに動くロボットではなく、熟練エンジニアのような、長年の成功・失敗体験に基づいた有益な提案を、開発プロセス全体で行ってくれるとしたらどうでしょう?エンジニアは本来取り組むべき重要な業務にもっと集中できるはずです。そのためには、プロセス・ツール・データの分断を解消し、AIが一貫したコンテクストを学べる環境を整えることが必要です。
本セッションでは、GitLabがその環境構築にどのように貢献するかを、「ワンプラットフォーム」「シングルデータストア」「開発プロセス全体におけるAI」というキーワードを軸に解説します。また、一貫したコンテクスト理解に基づいたAIによる提案を、要件定義、コード生成、CI/CDといった具体的なシナリオを通じてご紹介します。
佐々木 直晴[GitLab]
GitLab合同会社
Senior Solutions Architect
2010年野村総合研究所に入社、Webシステムを中心とした開発のテクニカルメンバーとして様々な業種のアジャイル開発プロジェクトに参画し、アーキテクチャ設計やCI/CD環境構築などを担当。2021年7月よりGitLabに入社し、Senior Solutions Architectとして、導入に際する技術検証や、顧客社内の開発プロセスの可視化・刷新などに従事。
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