14-D-1 セッション

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14-D-1 02/14 10:00 ~ 10:40
変わるモデルと変わらぬ本質 - 実践知の深掘りと次世代開発アプローチの探求

  

生成AI技術の台頭から2年以上が経過し、多くの開発現場で基本的な活用が定着しつつある今、より高度な活用方法と組織的な展開が求められています。2024年末にOpenAIのo3モデルが発表され大きな話題となりましたが、特定分野ではAIが人間の能力を凌駕することがもはや「当然」となっています。しかし、人間がコードをレビューする以上、協働の本質には普遍的な部分が存在します。現在の焦点は、より賢くなったAIを効果的に活用するために、開発プロセスにおける人的なボトルネックをいかに解消するかに移っています。

本セッションでは、初歩的なプロンプトエンジニアリングや単純なコード生成の話題は脇に置き、実戦で得られた知見と先進的な取り組みにフォーカスを当てます。単なるツールの使い方にとどまらず、組織全体でのAI活用戦略、チーム開発におけるベストプラクティス、そして今後のソフトウェアエンジニアに求められる新たなスキルセットまで、実践的な視点から解説していきます。

服部 佑樹[GitHub Japan]

GitHub Japan
Customer Success / Sr. Architect
The InnerSource Commons Foundation

主にGitHubの企業向けの技術的な支援を実施。
日本国内においてGitHub Copilotの普及を積極的に推進している。
また、オープンソースの文化やプラクティスを企業内に導入し、企業のサイロを解消する「インナーソース」の普及にも力を入れている。
この活動を通じて、非営利団体であるInnerSource Commons Foundationのバイスプレジデントを務めており、インナーソースの世界的な発展に貢献している。
著書に「コード×AIーソフトウェア開発者のための生成AI実践入門」「DevOps Unleashed with Git and GitHub」がある