20-A-1 02/20 10:00 ~ 10:40
デベロッパーに“変化の作り手”としての期待を寄せられない組織は早晩滅びる
日本の現場、組織を巡ってきて、確信していることがあります。事業や組織のその“変化の切っ先”となる存在とは作り手である、と。複雑で、厄介な問題を抱えた状況を突破する芽は、抽象と具体の往還、再帰と偶発、学びの生成にチャンスがあると考えられます。これらの近くにあって、“小さく始める”設計から、なおかつ“チームでやる”を前提としておける存在は、奇跡のようです。AIによって作り手のあり方は変わる。だからこそ、作り手への次の期待はもう始まっていると言えます。このセッションに際して、一つの予言を置いておきます。
「デベロッパーに“変化の作り手”としての期待を寄せられない組織は早晩滅びるのだろう」
市谷 聡啓
プログラマーとしてキャリアを始め、SIerでのマネジメントや大規模インターネットサービスの運営を経て独立。20年以上にわたり現場と組織の両面からアジャイルを実践し、「正しいものを正しくつくる」あり方を探究してきた。個人や組織の力を結び合わせ、変化を現実にしていく「芯」を見出すことに熱意を注ぎ、越境を続けている。著書に『カイゼン・ジャーニー』『正しいものを正しくつくる』『組織を芯からアジャイルにする』『作る、試す、正す。』がある。