AIがコードを生成するようになり、圧倒的にひとりのエンジニアが出力コード数は増えました。
ともすると巨大なシステムのすべてを実装する!実装できる!と意気込んでしまいがち。
とはいえ、すべてをAI任せにできない現状では人間の処理能力がボトルネックになります。エンジニア自身が組織の足を引っ張らないように。また、AIに足を引っ張られないように。
内製開発チームで大事なことは「AIに何を開発してもらうのか」ではなく「AIに何を開発しないでもらうか」、そして「チームで何を開発するのか」ではなく「チームで何を開発しないのか」を決めることだと考えます。特に少人数で大規模なレガシー刷新に取り組んでいる弊社が、どのようにAI駆動開発を進めているか、どのように刷新タスクに取り組んでいるかについてお伝えできればと思います。
巣籠 悠輔[マルイユナイト]
株式会社マルイユナイト
CTO
学生時代にGunosy, READYFORの創業メンバーとしてエンジニアリングやデザインを担当。大学院修了後、電通にてデジタルクリエイティブの企画・制作、ディレクションに従事。Googleニューヨーク支社勤務を経て、医療AI・アプリのスタートアップを共同創業。CTOとして開発・技術戦略を担う。その傍ら東京大学の招聘講師としてディープラーニングの講義を担当。会社エグジット後、国内のベンチャー・大手企業の社外取締役や技術顧問を経てマルイユナイトの設立時より技術戦略・組織設計に携わる。25年4月よりマルイユナイトCTOに就任。