B-8 03/14 15:50 ~ 16:20
東レ発D2Cブランド「MOONRAKERS」が挑むファッション業界の課題解決と「出向起業」のススメ

        

2020年、「誰も売ってくれないなら自分が売る」という考えでスタートしたアパレルD2Cプロジェクト「MOONRAKERS」。先端技術を使った素材を訴求するだけでなく、ユーザーの声から業界が持つ課題や問題点を強く感じ、新たな事業スキームの構築を目指しつつ事業拡大を進めている。日本のアパレルが持続性ある成長とブランド運営を続けるには、どんな売り方や顧客との対話をすべきか。企業に眠る知見やリソースを最大限に活かし、日本社会全体を活性化させるにはどんな仕組みがあると良いのか。約4年間の取り組みから導き出した解を語る。

西田 誠 [MOONRAKERS TECHNOLOGIES]

MOONRAKERS TECHNOLOGIES株式会社
代表取締役社長

1993年、東レ入社。20代で社内ベンチャーを立ち上げ、ユニクロへの飛込営業で大型受注を獲得。取組開始に伴い出向第一号として同社へ赴任し、東レーユニクロの取組構築に貢献した。
出向帰任後の2003年より2度目の社内ベンチャーとして、素材提案型縫製品OEM事業を推進。世界中の有力繊維・ファッション企業と日本~アジアは元より欧米~アフリカに至るサプライチェーンを構築した。
2020年より3度目の社内ベンチャーとしてプロジェクト“MOONRAKERS”の事業実証化検証を行い、2022年より設立された子会社で本格的に事業を開始。急速な事業拡大を達成したことで、更なるスピードUPを目的に大手VC、東レグループより資金調達を行い、2023年11月より「出向起業」の枠組みで独立事業会社「MOONRAKERS TECHNOLOGIES株式会社」を設立。代表取締役に就任。

河野 貴伸 [FRACTA]

株式会社フラクタ
創業者/取締役ファウンダー

1982年生まれ。東京の下町生まれ、下町育ち。2000年からフリーランスのCGクリエイター、作曲家、デザイナーとして活動。美容室やアパレルを専門にデジタルコミュニケーション設計、ブランディングを手がける。現在は「日本のブランド価値の総量を増やす」をミッションに、ブランドビジネス全体と国内ブランドへの支援活動及びコマース業界全体の発展とリテールテックの普及をメインに全国でセミナー及び執筆活動中。