プライバシー保護の観点から、各社がデータの収集方法を見直し始めています。しかし、本来の目的を見失ってはいないでしょうか。データの収集はゴールではありません。どのように分析し、顧客に満足してもらえる施策を実行できるかが重要です。
通販サービスからスタートしたファンケルは、創業当時より“つながり”を重視し、事業を拡大してきました。同社のデータ活用の目的は、目先の売上獲得ではなく、適切な提案による信頼関係の構築です。それが、結果的に売上につながっていきます。本セッションでは、ファンケルのグループIT本部 情報システム部 部長 長谷川敬晃氏が、Cookieレス時代にも通用する技術に寄らない、顧客との向き合い方を語ります。
長谷川 敬晃 [ファンケル]
株式会社ファンケル
グループIT本部 情報システム部 部長
2003年ファンケル新卒入社。自社ECサイト運営やリニューアル、サービスのシステム開発、ツール導入のPMを担当。スマホアプリやマーケティングオートメーションの立ち上げ、外部ECモールへの公式店出店を主導。あくなきCX向上のための取り組み、及び直営の通販・店舗のチャネルを融合させた、顧客体験価値の最大化に向けたOMOプロジェクトを推進。2023年10月より現職にて全社DXを推進中。