「Enterprise IT Women's Forum」は情報システム部門・IT部門・DX部門の女性を対象にしたカンファレンスです。
2025年1月に東京で初開催した「Enterprise IT Women's Forum」では、DX推進や生成AI活用、サイバーセキュリティ対策など、各社IT部門の最前線で活躍する女性リーダーが一堂に会しました。登壇した役員に率直な質問や相談が寄せられたり、多岐にわたるLTで知見を深めたりと、終始、熱気に包まれました。
それから半年が経過──。関西圏からの参加者を中心に「この盛り上がりを関西でも!」という声をいただき、この度「Enterprise IT Women's Forum」を大阪でも開催することになりました。
東京開催のときに参加を検討したものの遠方で断念した方、企業の垣根を越えた女性リーダーと交流したい方、IT部門における女性のキャリアに興味がある方など、ぜひお気軽に会場にお越しください。
会場は、2019年のG20大阪サミット公式プログラムの会場にもなった「ザ・ガーデンオリエンタル・大阪」。軽食とドリンクを用意しておりますので、ぜひ懇親会までご参加ください。さらに、来場いただいた方にはささやかなプレゼントも用意しております。
皆さまのご参加をお待ちしております。
事業会社に所属する情報システム部門・IT部門・DX部門の女性の方
上記部門に該当しないがDXやITの推進を担っている女性の方も大歓迎
(※女性の定義:「自分は女性である」と思っているすべての方)
まずは本サイトの【お申し込み】ボタンから必要事項をご入力ください。事務局にて参加条件を確認したのち、チケット購入先をご案内いたします。
りそなデジタル・アイ
島田 律子
オムロン
工藤 英子
パナソニックインフォメーションシステムズ
栗岡 舞
エイチ・ツー・オー リテイリング
三樹 愛
ダイハツ工業
前渋 貴子
ダイハツ工業
井山 佳与
HENNGE
大月 香穂
ノンフィクションライター
酒井 真弓
ご参加者様同士、ぜひ名刺交換の時間にお役立てください。
DX銘柄に3度選定されている「りそなホールディングス」でバンキングアプリのアジャイルチームを率いてきた島田氏は、2024年4月、それまでともに開発をしてきた日本IBMとりそなグループの合弁会社であるシステム受託会社「りそなデジタル・アイ」の社長に就任しました。
島田氏のこれまでのキャリアはまさに紆余曲折。新卒で入社した証券会社はその年に経営破綻し、りそな銀行の前身である「あさひ銀行」に入行しました。ところが2003年に、経営危機に陥り、公的資金注入を申請する事態になった“りそなショック”が発生。男性の多くが会社を去るなか、再建を目指す女性の一人として奮闘しました。その後は、自ら手を挙げて未知の領域だったIT部門への異動や、ダイバーシティ推進室長を歴任し、現在はりそなデジタル・アイの初の女性社長として300名もの組織を率いています。
本セッションでは、ノンフィクションライターの酒井真弓氏が、決して単調ではなかった島田氏のキャリアを振り返りながら、どのように自身のキャリアと向き合い、道を切り開いてきたのかを伺います。さらに、リーダーから経営者になっての変化や、人材育成のポイント、島田氏が目指す「社長像」とは? 会場参加者からの質問にも答える予定です!
りそなデジタル・アイ株式会社
代表取締役社長
1997年、山一證券に入社。同社の自主廃業に伴い、1998年に旧あさひ銀行(現埼玉りそな銀行)に移り、営業店業務から個人商品の企画・推進業務へ。商品企画においてもシステム知識も重要と考え、システム部門へ異動。その後、ダイバーシティ推進室でD&Iの活動に参加し、IT企画部ではアプリのアジャイル開発を推進。2024年に日本IBMとりそなグループの合弁会社「りそなデジタル・アイ」の代表取締役社長に就任。趣味はゴルフで配偶者との時間を大切に。スコアでは常に「負け」ていますが、それでも楽しんでいます。
ノンフィクションライター
ノンフィクションライター。IT系ニュースサイトのアイティメディア(株)で情報システム部、イベント企画を経て、2018年フリーに転向。広報、イベント企画、コミュニティ運営、イベントや動画等のMCとして活動しながら、民間企業から行政まで取材・記事執筆に奔走している。日本初Google Cloud公式エンタープライズユーザー会「Jagu'e'r(ジャガー)」のアンバサダー。著書に『ルポ 日本のDX最前線』 (集英社インターナショナル) など。EnterpriseZineで、「酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記」連載中。
IT部門の女性リーダー5名によるライトニングトークス。今回は、組織改革、内製、データ活用について最新の取り組みをお届けします。さらに、本カンファレンスのスポンサーであるHENNGE株式会社より、女性リーダーの皆様に向けて、製品導入の裏話や課題の乗り越え方をお伝えします。
HENNGE One の導入支援を統括するマネージャーが登壇し、現場のリアルな取り組みをご紹介します。無償支援や長期案件、社内調整が難しいケースなど、実際のエピソードを交えながら、課題をどう乗り越えているのかをお話しします。また、チームマネジメントや多国籍な開発チームとの連携における工夫についてもご紹介。導入支援の現場で感じる「苦労」と「やりがい」を通して、成長を続けるチームの姿をお届けします。
HENNGE株式会社
Customer Success Division Customer Onboarding 1 Section Manager
外国語大学卒業後、通信インフラ系の大手企業に入社し、システムエンジニアとして従事。その後、化粧品会社にて企画職を経験し、HENNGEに入社。現在は入社5年目で、HENNGE One導入支援部門のセクションマネージャーとして、中小企業および海外のお客様を中心に支援を担当。多様な業界経験を活かし、チームマネジメントと導入プロジェクトの推進に取り組んでいる。
オムロンの本社IT組織は、2026年からの次期中期経営計画に向けて、DXを通じた事業貢献とグローバルガバナンス実現のため、2025年度を「グローバル元年」と定め、戦略・実行・組織の各レイヤでグローバル化を推進中です。本LTでは、従来のエリアや組織ごとに分断されていた情報システム部門を、どのようにしてグローバルITチームへとトランスフォームしていくのか、その取り組みを共有します。まだ途上ではありますが、同じ課題を抱える方々と意見交換し、共に解決策を見出せればと思います。
オムロン株式会社
グローバルビジネスプロセス&IT革新本部 グローバルIT戦略室
SEとしてキャリアをスタートし、事業会社に転職後、社内情報システム部門にて企画・開発・運用・ユーザー対応を幅広く経験。2016年オムロン本社IT組織に入社後は、グローバルコミュニケーション基盤導入や、基幹システムのグローバル刷新プロジェクト等の大型グローバルプロジェクトに参画。プロジェクトマネジメント、チェンジマネジメントを主に担当し、育休を経て2024年から現職に復帰。ITとコミュニケーションを融合させ、ハード・ソフト両面からIT組織のグローバル化を推進中。
パナソニックグループでは、2021年に社内共通用語として「PX(Panasonic Transformation)」が掲げられ、その実現に向けた7つの原則が2023年に制定されました。そちらの原則に定められている「現場も含めたグループ内で、データ・テクノロジーを利活用できる人材を増やし支援する」を実現するため、3つの重点施策に取り組んでいます。取り組み紹介と1年間の成果を掘り下げてご紹介したいと思います。
パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社
アナリティクスソリューション事業部 ユニットリーダー
慶應義塾大学 理工学部 管理工学科を卒業、楽天株式会社へ入社し、Web解析に従事。2017年にパナソニックインフォメーションシステムズ株式会社へ転職し、データ分析の領域を推進。グループ向けの分析プラットフォームの立ち上げを経験し、5年間で利用者3万を達成。直近は情報システム部門としての高度な分析支援に加えて、現場の方が自ら利活用を推進するボトムアップ施策の両輪で社内のDX推進を加速。2人の未就学児を育てながら、フルリモートの環境でパワフルに毎日を過ごしています。
変化の激しい現代において、お客様の多様なニーズに素早く応えるため、ITシステム開発の内製化を推進しています。これはコスト削減だけでなく、現場の知識・経験を活かしたDX実現戦略です。業務システム開発の「民主化」を掲げ、ローコード/ノーコードを活用し、現場社員が自ら課題解決できる環境を整備。システム開発のスピードアップと社員のデジタル意識向上に繋がっています。さらに生成AIを導入し、社内問い合わせ対応や資料作成、データ分析を高度化。勉強会を通じてAIリテラシー向上を図り、社員の創造性と新たな価値創造を推進しています。
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社
IT・デジタル推進グループ デジタルイノベーション室 デジタルソリューション・開発部 部長
SIer・ITサービス業界でのアプリエンジニアを経て2018年にエイチ・ツー・オーリテイリングに入社。入社当初はポイント・決済のシステム導入を担当。2023年に内製開発の立ち上げの部署を兼務し、業務アプリの開発からスタートし、徐々に人数を増加し現在内製開発部署としては3年目。業務アプリ・一部コンシューマ向けの開発・生成AIを含めたアプリ開発含めてグループ全社のDXに携わっております。
本講演では、ダイハツ工業におけるDX推進担当として、生成AIの社内浸透と業務活用の取り組み、さらにそれを支えるデータマネジメントの整備(データカタログの構築や標準化)について、将来像も含めてご紹介します。活用は着実に進んでいますが、「どんな効果があるのか」「本当に現場で使えるのか」といった疑問や、分散データの統合の難しさなど、多くの壁にも直面しています。戦略的に改善を進めたいという想いがある一方で、現場からは“調整役”を求められることが多い——そんな役割と期待のギャップに、女性ならではの葛藤を感じることも。等身大のDX推進を率直に語り合う場となれば幸いです。
ダイハツ工業株式会社
DX推進部 DX推進室 デジタル変革Gr
2020年4月からNPOに勤務し、2024年10月にダイハツ工業株式会社DX推進部へ転職。現在は生成AI活用やAIエージェント導入を担当しています。前職とのギャップに戸惑いつつも、大企業ならではのDXに楽しく挑戦中。取り組みや悩みを共有しながら、皆さんとより良い未来を模索できれば嬉しいです。
ダイハツ工業株式会社
DX推進部 DX推進室 DMO
ダイハツ工業株式会社に入社後、約10年間にわたり車両開発部門で人間工学に基づく運転姿勢や使用操作性の性能開発に従事。その後、CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)領域での技術革新が進む中、自社サービス「ダイハツコネクト」のデータ活用に取り組む。2024年からはDX推進部にて全社横断のデータマネジメントを担当し、データマネジメントプラットフォームの構築や戦略・仕組みづくりを推進している。
講演に登壇したスピーカーに直接ご質問いただける「Ask the Speaker」を用意。さらに、同じ領域に携わる女性リーダー同士の横の連携を深める機会にお役立ていただけます。ぜひ名刺をお持ちください。軽食とドリンクを用意しております。なお、飲食や勧誘などを主目的とした参加は固くお断りします。
※イメージ画像です
名称 | Enterprise IT Women's Forum 2025 KANSAI powered by EnterpriseZine |
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日時 | 2025年9月2日(火)14:00~17:00(受付開始13:30~)![]() |
会場 | ザ・ガーデンオリエンタル・大阪 〒534-0026 大阪府大阪市都島区網島町10-35 |
参加対象 | 事業会社に所属する情報システム部門・IT部門・DX部門の女性の方 上記部門に該当しないがDXやITの推進を担っている女性の方も大歓迎 (※女性の定義:「自分は女性である」と思っているすべての方) |
参加費 | 2,200円(税込)※懇親会参加費用を含む |
主催 | 株式会社翔泳社 EnterpriseZine編集部 |
注意事項 | ※協賛企業の競合に該当する場合など、参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。 ・本イベントのお申し込みについて、まずはアンケートフォームにてご所属を確認させていただき、参加可否をご連絡させていただきます。ご参加いただける場合は、チケット購入方法をご案内いたします。 ・本イベントはオンライン配信の予定はございません。後日「EnterpriseZine」にてレポート記事を掲載予定です。 ・イベント内容の録画、録音については固くお断りさせていただきます。違反が発覚した場合、法的措置を取らせていただく場合もございますのでご注意ください。 ・プログラムの内容・講演者などは都合により予告なく変更する場合があります。 ・お申込みされたご本人様のみご参加いただけます。代理でのご参加はできませんので、あらかじめご了承ください。 |
本イベントでは、すべての参加者、スピーカー、スポンサーとスタッフはイベント開催中およびその前後を含め以下の行動規範に従うことへの同意を必要とします。主催者はイベント開催を通じてこの規範の実施を徹底します。私達主催者は誰にとっても安全な環境を確約するためにすべての参加者が協力することを期待しています。
全員がハラスメント行為なく、本イベントに参加し体験できる環境の提供に最善を尽くします。私達主催者は、イベント参加者によるあらゆるハラスメント行為を一切許容しません。
ハラスメント行為には、言葉による性別、性的指向、障碍の有無、外見、身体の大きさ、人種、民族、国籍、宗教に関する攻撃的なコメント、公的空間での性的な映像表現、意図的な威力行為、ストーキング、つきまとい、写真撮影や録音によるいやがらせ、トークやその他のイベントに対して繰り返して中断しようとする行為、不適切な身体接触、そして望まれない性的な注意を引きつける行為を含みます。
他者を傷つける・苦痛を与える・不利益を与える言葉や行為、映像表現を使うことは会場およびイベントに関連するいかなる場でも不適切であり、その適用範囲は発表やトークの内容、ワークショップ、展示、関連パーティー、SNSやその他のオンラインメディアでの発言を含みます。これらのルールを破ったイベント参加者は、主催者の判断によって、会場中の行動を制限されたり、参加費(協賛金)の返却なく、本イベントからの追放処分を受けることがあります。
この行動規範は「会議での行動規範」をべースに改修し、Creative Commons Attribution 3.0 Unported Licenseでライセンスされています。
すべてのインタビューが思い出深く、回を重ねるごとに大好きな人が増えていく本連載。ついに関西に進出です。気合を入れて、非日常の素敵な空間とお食事をご用意しました。「Enterprise IT Women's Forum」が、女性ITリーダーがつながり、苦労もともに乗り越えられるようなきっかけになれたらうれしいです。皆さまとお話しできることを楽しみにしています!